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ハツビロコウ、カレル・チャペックの戯曲「R.U.R.」もとに架空の時代描く

ナタリー

19/3/19(火) 18:51

ハツビロコウ #7「R.U.R.」チラシ表

ハツビロコウ「R.U.R.」が、3月26日から31日まで東京・小劇場楽園で上演される。

ハツビロコウは、演劇企画集団THE・ガジラのワークショップで出会った俳優たちにより2015年に発足されたユニット。特定のプロデューサーや脚本・演出家を置かず、松本光生を中心とした俳優たちが公演ごとに企画を持ち寄って上演を行なってきた。

今回は、チェコスロバキアの劇作家、カレル・チャペックの戯曲「R.U.R.」をもとに松本が上演台本と演出を担当する。本作について松本は、「時代設定を人類が誕生する以前に地球に存在し、すでに絶滅してしまった架空の時代に置きかえ、現代から見た遠い過去の物語とした」と述べ、「ロボットが『人間の幸福にとってどのような存在であるべきなのか?』という問題に、一石を投じたいと思っている」と意気込みを述べた。

松本光生コメント

「R.U.R.」は、およそ100年前、チェコスロバキアの作家、カレル・チャペックによって書かれたSF作品の歴史的古典である。しかし、そこに描かれている問題は、A.I.の進化により予想される大量の失業、科学技術の持つ非人間性、少子化など、現代が抱えている諸問題に酷似している。今回の公演では、カレル・チャペックの書いた「R.U.R.」を基にしているが、その時代設定を人類が誕生する以前に地球に存在し、すでに絶滅してしまった架空の時代に置きかえ、現代から見た遠い過去の物語とした。それにより物語にノスタルジックな風景を持たせ、現代における様々な問題点を俯瞰することができると考えたからである。この上演により、今や生活のあらゆる場面で欠かせない存在となっているロボットが「人間の幸福にとってどのような存在であるべきなのか?」という問題に、一石を投じたいと思っている。

ハツビロコウ #7「R.U.R.」

2019年3月26日(火)~31日(日)
東京都 小劇場楽園

作:カレル・チャペック
上演台本・演出:松本光生
出演:今國雅彦、蒲田晢、稲葉能敬、石塚義高、松本光生、森郁月、佐藤紘子、井手麻渡、松本知道、大木明

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