NHK大河ドラマ「いだてん ～東京オリムピック噺（ばなし）～」に三谷幸喜、松田龍平、井上順、立川談春、井之脇海、カンニング竹山らが出演することがわかった。

日本人としてオリンピックに初参加した金栗四三と、1964年の東京オリンピックを誘致した田畑政治の人生を描く本作。現在は“1964年東京オリンピック篇”が放送されている。

三谷は公式記録映画「東京オリンピック」の総監督である市川崑、松田は建築家の丹下健三を演じる。そして井上は東京オリンピック組織委員会会長の津島寿一役、立川は内閣総理大臣の池田勇人役、井之脇は最終聖火ランナーの坂井義則役、竹山は国立競技場のすぐそばにある食堂「水明亭」の店主役にキャスティングされた。

さらにグラフィックデザイナー・亀倉雄策役の前野健太、黒澤明役の増子直純（怒髪天）、歌手・三波春夫役の浜野謙太のほか、角田晃広、黒田大輔、平原テツ、須藤蓮、川島海荷、吉川愛、駿河太郎の出演もこのたび発表された。脚本を手がけた宮藤官九郎は「まだ出るか！ まだ出すか！ なんで出るんだ!?という超豪華な顔ぶれに驚きを隠せません」「じっくり腰を据えて近代スポーツ史を、そして戦後復興から1964年東京オリンピックまでを描きます。『いだてん』いよいよ最終章、です！」とコメントしている。

「いだてん ～東京オリムピック噺（ばなし）～」は、NHK総合で毎週日曜20時より放送中。

いだてん ～東京オリムピック噺（ばなし）～

NHK総合 毎週日曜 20:00～ほか

宮藤官九郎 コメント

宮藤です。いよいよ佳境です。僕にとってはずっと佳境なのですが。
このたび1964年東京オリンピックパートの新キャストが発表になりました。
まだ出るか！ まだ出すか！ なんで出るんだ!?という超豪華な顔ぶれに驚きを隠せません。
そんな最終章を楽しむ最良の方法、それは、現在放送中の幻の東京オリンピックパートをしっかり観みることです。
今こそ観なくちゃ。戦前の招致活動とその反省が、1964年東京オリンピックへの布石となって結実する。作者として最も心血を注いだ部分であり、手前みそですが、最も大河ドラマ的な流れを意識した部分です。
「物語や時間があっちゃこっちゃ飛んで分かりにくいんでしょ」という風評で観てない貴方あなた、もったいない。ここからは飛ばないし分かりにくくもない。じっくり腰を据えて近代スポーツ史を、そして戦後復興から1964年東京オリンピックまでを描きます。
「いだてん」いよいよ最終章、です！