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「父と暮せば」「母と暮せば」連続上演に山崎一&伊勢佳世、富田靖子&松下洸平

ナタリー

20/11/30(月) 10:20

こまつ座「父と暮せば」前回公演より。(撮影:谷古宇正彦)

こまつ座「父と暮せば」が来年5月、「母と暮せば」が7月に上演される。

井上ひさし「父と暮せば」は、1994年に初演された、こまつ座のレパートリー作品。戦後の広島を舞台に、原爆で父を亡くした娘と、幻となって現れた父の物語が展開する。2015年には、「父と暮せば」の対になる作品を残すという井上の構想を受け継ぎ、山田洋次監督による映画「母と暮せば」が公開された。作中では長崎で被爆した母と、亡き息子の幽霊の交流が描かれる。2018年には、こまつ座によって舞台化され、渡辺源四郎商店の畑澤聖悟が作劇を担った。

核兵器禁止条約が発効される来年2021年、こまつ座はこの2作を連続上演する。「父と暮せば」では鵜山仁が演出を手がけ、山崎一と伊勢佳世が出演。また「母と暮せば」再演となる今回は、初演と同じく栗山民也が演出を務め、富田靖子と松下洸平が続投する。

「父と暮せば」は5月21日から30日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、「母と暮せば」は7月3日から14日まで東京・紀伊國屋ホールにて上演予定。なお公演期間中には本作ゆかりのゲストを迎え、平和や命をテーマにしたアフタートークが催される。詳細は続報を待とう。

こまつ座 第136回公演「父と暮せば」

2021年5月21日(金)~30日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

作:井上ひさし
演出:鵜山仁
出演:山崎一、伊勢佳世

こまつ座 第137回公演「母と暮せば」

2021年7月3日(土)~14日(水)
東京都 紀伊國屋ホール

原案:井上ひさし
作:畑澤聖悟
演出:栗山民也
協力・監修:山田洋次
出演:富田靖子、松下洸平

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