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ルーク・ブレイシーら豪俳優が『デンジャー・クロース』を語る メイキング&キャラ写真も公開

リアルサウンド

20/3/30(月) 15:00

 4月17日公開映画『デンジャー・クロース 極限着弾』より、メイキング写真とキャラクター写真、そしてキャストのコメントが公開された。

参考:108人VS2000人のロングタンの戦いを映画化 『デンジャー・クロース 極限着弾』4月17日公開へ

 本作は、『マッドマックス』シリーズのアクション大国・オーストラリア発のベトナム戦争映画。オーストラリア軍108人が南ベトナムの農園地帯“ロングタン”で、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)2,000人に対峙した「ロングタンの戦い」を描く。

 本国でも長い間知られていなかった戦いを描く本作には、ハリウッドで活躍中のオーストラリアを代表する俳優たちがキャスティングされている。豪軍D中隊を率いる主人公ハリー・スミス少佐を『ウォークラフト』のトラヴィス・フィメルが演じ、最前線で会敵する11小隊所属ボブ・ビュイック軍曹役に『X-ミッション』のルーク・ブレイシーが起用された。

 スミス少佐とぶつかる新兵ポール・ラージ二等兵には、全米で話題となったドラマ『11.22.63』のダニエル・ウェバーが抜擢。そのほかにも、『ミッション:インポッシブル2』のリチャード・ロクスバーグが基地司令部で指揮を執るオリバー・デビット・ジャクション准将役、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』でルーザーズクラブをいじめる不良を演じたニコラス・ハミルトンが気弱な新兵ノエル・グライムス二等兵役で出演している。

 ジャック・カービー准尉を演じた『エイリアン:コヴェナント』のアレクサンダー・イングランドは、「第一次世界大戦と第二次世界大戦によって形成されたディガー(オーストラリア・ニュージーランドの兵士たちの愛称)の精神ではお互いに助け合うことが何より大切で、上官の指令があったとしても仲間を助けることに重きを置く。この精神はロングタンの戦いでも都度見られる。僕たちオーストラリア人にとってとても重要な部分だ」と、戦場での兵士たちの気高い精神と固い絆を強調する。

 『ゴースト・イン・ザ・シェル』で公安9課のイシカワを演じたバディ・リー伍長役ラザルス・ラトゥーエリも、「この映画で、すべての世代にロングタンの戦いの教訓を届けることができると信じている。非常に残酷な状況を描いた物語だが、兵士たちに通底するマイトシップと友愛を通して何かを感じ、突き動かされるものがあると思う」と、極限の状況下でも自らの危険を顧みず仲間のために奮闘し、“マイトシップ”(オーストラリア人気質を表す言葉、助け合いの意識)を体現する兵士たちの人間ドラマから、熱いメッセージを受けとめられるだろうと語っている。

 ボブ・ビュイック軍曹を演じたブレイシーは、伝説の戦いから半世紀を隔てて映画化された本作の意義について、「歴史を知ることはとても大切だ。負の歴史を学ばなければ、それは繰り返されてしまうからね。僕たちオーストラリア人は当時の兵士たちが成したことを決して忘れてはいけないんだ」とコメントを寄せている。

 あわせて公開されたメイキング写真&キャラクター写真では、撮影風景やキャスト陣が演じるそれぞれのキャラクターの姿が捉えられている。(リアルサウンド編集部)

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