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正倉院宝物の精巧な再現模造を一挙公開! サントリー美術館にて『よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』開催

ぴあ

模造 螺鈿紫檀五絃琵琶  正倉院事務所蔵

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天皇陛下の御即位をはじめとする皇室の御慶事を記念し、正倉院宝物の精巧な再現模造の数々を一堂に公開する展覧会『御大典記念 特別展「よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」』が、1月26日(水)よりサントリー美術館にて開催される。

奈良時代、東大寺の倉庫・正倉院には、約9,000件におよぶ宝物が保管されていた。その頃より1,300年近くの年月を経ている正倉院宝物は、きわめてもろく、毎年秋に奈良で開催される『正倉院展』以外はほとんど公開されてこなかった。

そんななか、明治時代に開催された奈良博覧会を機に正倉院宝物の修理事業として行われるようになった模造製作は、昭和47年より宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点が置かれるようになる。以来、人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技と、CTスキャンなど最新の調査・研究成果との融合により、優れた作品が数多く生み出されてきた。

同展では、正倉院宝物の再現模造事業で製作された数百点におよぶ作品の中から、平成最後の年に8年がかりで完成した「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶」を筆頭に、調度品、楽器、染織品、仏具など多彩な分野から選りすぐりの約70件と関連資料を紹介。

現代の名工たちが、伝統工芸と最新の科学技術を融合させて再現した品々とは、いったいどんなものなのか。天平美の芸術的深みや品格を通して、日本の伝統技術を継承することの意義を確かめたい。

模造 酔胡王面  正倉院事務所蔵


模造 黄銅合子  正倉院事務所蔵


模造 螺鈿箱  正倉院事務所蔵


模造 金銀鈿荘唐大刀  正倉院事務所蔵


【開催概要】
『御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』
会期: 2022年1月26日(水)~3月27日(日)
会場:サントリー美術館
時間: 10:00~18:00、金土、2月10日、3月20日、3月21日は10:00~20:00 (入館は閉館の30分前まで)
休館日:火曜(3月22日は開館)
料金:一般1,500円、大高1,000円
公式サイト:https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2022_1/index.html
※会期中展示替えあり

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