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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ

19/9/17(火)

(C)2018 A24 DISTRIBUTION, LLC

何度も大きな笑い声が聞こえてくる中、時々、おんなじように笑っていたけれど、どうしても皆と一緒に笑えないシーンもあったこの映画。マスコミ向け試写会で、「面白かった!」と宣伝スタッフに感想を述べる女性の顔を見ると、なんとなく、昔、勝ち組かな?と勝手に推測したりして、自分は中学生の頃、どっち側の人間だったかな?と思い出そうとしておりました。 多分きっと、観る人の性格によって、笑いのポイントも、泣けるポイントも違って、けれど、ヒロインの気持ちを理解できるツボは、人間なら持っていて欲しいと願うんです。 「どうすれば友達ができるのか?」「どうすれば恋人ができるのか?」「どうすれば自分に自信が持てるのか?」。 大人になると仕事ばかりで、そんなことを考えている暇は無くなってくるけれど、心の端っこの方がチクリとするときって、きっと無理矢理閉じ込めた、10代の頃に悩んでいた友達づき合いやコンプレックスがムクムク表面化するときなんだろうな。 そのかたまりみたいなものが、この映画のヒロイン、ケイラで、理想の女の子になろうとストイックに努力するでもなく、ちょっとの努力で変化を求める女の子。だけどケイラのスゴイところは、自分の心に向き合うためなのか、自分と同じような人を勇気づけるためなのか、ずっとYouTubeで動画をアップしているところ。 ケイラはもちろん、彼女を取り巻く人々もどこかにいそうな人物ばかりで、ケイラを心配する父親の愛情が痛いほど伝わってきて、涙が溢れてしまいました。 「自分を好きになる努力をするのも良いけれど、あなたを好きな人を受け止めてみると世界は変わる」とこの物語を生み出した天才監督ボー・バーナムが囁いている気がしましたわ。そして自分のことも含め、抱きしめてあげたくなる映画でありました。

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