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「関西演劇祭2020」開幕、実行委員長・羽野晶紀が参加団体に「中だるみさせるなよ!」と激励

ナタリー

「『関西演劇祭2020』お前ら、芝居たろか!」開会式より。

「『関西演劇祭2020』お前ら、芝居たろか!」が、昨日11月21日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開幕。これに先駆け、同会場で開会式が行われた。

昨年スタートした「関西演劇祭」は、関西のクリエイターと劇団、観客の出会いの場を提供することを目指す演劇祭。参加団体による45分の作品上演と、公開で上演作品について質疑応答するティーチインで構成され、今年は実行委員長を羽野晶紀、フェスティバルディレクターを板尾創路、SPサポーター(審査員)を西田シャトナー、行定勲、NHK大阪拠点放送局の櫻井賢チーフプロデューサーらが務め開催される。

開会式には、羽野、板尾、西田、行定、櫻井チーフプロデューサーに加え、参加団体のArtist Unit イカスケ、安住の地、キミノアオハル、くによし組、劇団アンサングヒーロー、劇団右脳爆発、劇団The Timeless Letter×ラビット番長、劇団乱れ桜、ばぶれるりぐる、劇団Mayが登壇。羽野は「この演劇祭は、日によっては1日で6組を観られることもありますので、そういうところも楽しんでほしい」と演劇祭の魅力に触れつつ、「配信もあるので、10劇団を全部観てくださる方がいたら本当にうれしいです。45分間なので、絶対に中だるみさせるなよ!(笑)」と参加団体に激励した。

板尾は「お客さんは満員というわけにはいきませんが、配信で観ている人もいっぱいいるので、会場でウケなくても茶の間はすごいことになっていると思って気にせず、“稽古した通り”プラスここでのパワーを出せば、中だるみしないのではないかと思います。最後までアピールしてもらうことが大事かな」と参加団体にアドバイスし、西田は「今年は、飲み会や楽屋裏でワチャワチャすることも難しいので、全ての力を作品にぶつける、純粋で貴重な演劇祭になると思います。サポーターとして応援させていただきますが、演劇の純粋さ、貴重さを味わい尽くしたい」と意気込みを述べる。

行定は「去年も板尾さん、シャトナーさんと一緒にサポーターで参加させていただきましたが、楽しかったです」と昨年を振り返りつつ、「仕事につながるかとか、僕らは広い目、長い目で見ているので、才能がキラッと光る人たちがこの中にもいるだろうなと。去年は本当に面白かった。今年もきっと面白いだろうと、ものすごく期待しています」とコメントした。

そして櫻井賢チーフプロデューサーが「今、来年の朝ドラの準備をしていて、まだキャスティングは空いております。今回、素敵な出会いがあるのではないかなと楽しみにしています」と語ると、板尾は「僕、去年も審査員でしたが、ティーチインのトークが認められて、NHKの方に見事にキャスティングされましたから! 今回も、劇団のみんなが油断していたら、僕が持って行きます。勝負ですから!」とアピールし、さらに羽野も「私も『スカーレット』でお世話になりましたが、来年、再来年、スケジュールが空いているので、ぜひよろしくお願いします。大河ドラマがいいな」と続け、会場を笑いで包んだ。「『関西演劇祭2020』お前ら、芝居たろか!」は11月29日まで。

「『関西演劇祭2020』お前ら、芝居たろか!」

2020年11月21日(土)~29日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

実行委員長:羽野晶紀
フェスティバル・ディレクター:板尾創路
SPサポーター(審査員):西田シャトナー、行定勲、櫻井賢 ほか
参加劇団(五十音順):Artist Unit イカスケ、安住の地、キミノアオハル、くによし組、劇団アンサングヒーロー、劇団右脳爆発、劇団The Timeless Letter×ラビット番長、劇団乱れ桜、ばぶれるりぐる、劇団May

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