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「渋谷らくご創作大賞」に春風亭昇々、VTuberのアズマリム「Vtuberになればバズると思う」

ナタリー

20/12/17(木) 17:36

「林家彦いちプレゼンツ創作落語ネタおろし会『しゃべっちゃいなよ 創作大賞2020』」の様子。

去る12月15日、東京・ユーロライブで「林家彦いちプレゼンツ創作落語ネタおろし会『しゃべっちゃいなよ 創作大賞2020』」が行われた。

このイベントではこの1年でもっとも目覚ましい活躍を遂げた二つ目に贈る「渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞」と、将来が楽しみな有望株に贈られる「楽しみな二つ目賞」、今年のネタおろし会のチャンピオンを決める「渋谷らくご創作大賞」を発表。「渋谷らくご創作大賞」には立川談洲、三遊亭粋歌、立川吉笑、春風亭昇也、春風亭昇々の5名がエントリーし、渾身の創作落語を披露した。

審査は、林家彦いち、ライターの木下真之、作家の長嶋有、「渋谷らくご」のキュレーターを務めるサンキュータツオと、ゲストとしてVTuberのアズマリムが担当。「渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞」を立川笑二が、「楽しみな二つ目賞」を講談師の田辺いちかが、そして「2020年渋谷らくご 創作大賞」を春風亭昇々の「安心教」が受賞した。

サンキュータツオは笑二に対し、「創作にも挑み笑って聴いているうちにゾッとするようなブラックユーモアも提供してくれた」とコメント。また田辺いちかには「すべての高座から滲み出る気合と講談への愛情に、講談の未来、田辺派の未来までも感じさせられた」という言葉を送った。来年2021年に真打ち昇進が決定している昇々の受賞は、「本音を言えない時代に、本音を言う集会に参加する時代を象徴するような噺。これまでの昇々落語のなかでももっとも統制がとれていて、力も抜けていて素直に笑えた。普遍性もあり、キャラクターも秀逸だった」との理由。アズマリムは「“バズるかどうか”という評価軸で考えると、ネットでもバズりやすい演目。昇々さんがVtuberになればバズると思う」と独自の視点で語った。

なお「渋谷らくご」は新型コロナウイルス感染症対策として座席数を半数以下にし、生配信も同時に実施している。1月は8日(金)から12日(火)までの5日間、11公演を予定。

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