チェ・ジョンファ Blooming Matrix 花ひらく森
20/1/6(月)
チープなプラスチック製品をブランクーシよろしく垂直に積み上げたり、蛍光カラーのハリボテの花や動物を街角に設置したり、日本でも作品を見かける韓国のアーティスト、チェ・ジョンファ。チープな素材とポップな色彩がトレードマークだが、今回はそんな予想を覆す意外な素材も使っている。たとえば、工芸品と見まがう年代物の洗濯板、角の丸くなった発泡スチロールの浮子、さまざまな色とかたちのボルト、使い古した鍋・やかん、工事で使用済みの鉄筋など、およそチープ、ポップからほど遠い質実剛健な素材ばかり。と思ったら、これらは年季が入って民芸化しているように見えるけど、本を正せばチープでポップなものばかりじゃないか。
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