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「犬王」松本大洋によるキャラ原案解禁、本日開幕のアヌシー映画祭でメイキング公開

ナタリー

20/6/15(月) 12:00

「犬王」キャラクター原案

長編アニメ「犬王」より、監督を務めた湯浅政明のコメントが到着。松本大洋が手がけたキャラクター原案の画像も解禁された。

本作は南北朝から室町期に活躍した実在の能楽師・犬王と彼の数奇な人生を歌にして詠んだ琵琶法師・友魚(ともな)の友情を描いたミュージカルアニメーション。古川日出男の著書「平家物語 犬王の巻」を原作に、野木亜紀子が初のアニメーション脚本を執筆した。

日本時間で本日6月15日にオンラインで開幕するアヌシー国際アニメーション映画祭2020にて新作の制作過程を紹介するプログラム「Work in Progress」で取り上げられる本作。 メイキング動画の中で湯浅は自ら知られざる能楽師をポップスターとして描く理由を語っており、このたびそのコメントがひと足先に公開された。

異形として生まれ仮面を被る犬王と盲目の少年・友魚。そんな2人について、湯浅は「犬王は不遇の中にあっても、とことん明るく、自分の生き方を自分で決める存在。友魚は盲目の琵琶法師で耳に聞こえたものから、世界を認識していく。明るくて自分を肯定する力が強い犬王に出会って、心を開き、2人でどんどん人気者になっていく」と語る。

能という題材に関しては「伝統芸能というと難しそうなイメージがありますが、当時大衆に人気があったというのが面白いと感じたので、現代のパンクやハードロック、ヒップホップなど、新しいジャンルのポップミュージックが登場し、人々を熱狂させた瞬間のように、さまざまな自由な表現も入れながら描きたい」コメント。さらに本作のテーマに言及しながら、犬王と友魚の2人の物語について「とても力強いものになりそう」と手応えを明かしている。

「Work in Progress」では、制作中のアニメーションの一部や設定画、松本によるキャラクター原案も公開。動画は映画祭に有料登録のうえ、本日16時から公式サイトで観ることができる。あわせてメインスタッフも解禁。伊東伸高がキャラクターデザイン・作画監督、中村豪希が美術監督、松本憲生がメインアニメーターを担当することも発表された。

「犬王」は2021年に公開予定。

(c)"INU-OH" Film Partners

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