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「万引き家族」是枝裕和がイ・チャンドンとの共同受賞に喜び、“映画の力”語る

ナタリー

19/1/13(日) 17:29

左から是枝裕和、イ・チャンドン。

「万引き家族」が第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞を獲得。1月13日に行われた授賞式に監督の是枝裕和が出席した。

米ロサンゼルスを拠点に活動する映画批評家で構成されたロサンゼルス映画批評家協会のメンバーが投票によって選ぶ同賞。「万引き家族」はイ・チャンドンが監督を務めた韓国映画「バーニング 劇場版」と並んで外国語映画賞を受賞した。日本映画では黒澤明「乱」以来、33年ぶりの快挙となる。

授賞式に出席した是枝は「映画にはある力があると思っています。それは、例えば日本と韓国とか、アメリカとメキシコとか隣り合う国と国、人と人の間に大きな力が、壁を作りお互いがお互いを見えなくしようとするときに、その壁を取り払ってお互いを見える形にしていく力です」とコメント。そして「友人でもあり、韓国のもっとも尊敬する監督でもあるイ・チャンドンさんと同じ賞を受賞できたことが本当にうれしいです。これからもその力を、映画の力を信じて映画を作り、また10時間でも20時間でも飛行機に乗って皆さんのもとに訪れたいと思います。今日はありがとうございます」と受賞の喜びを伝えた。

第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞では、アルフォンソ・キュアロンが監督を務めた「Roma / ローマ」が作品賞に。日本からは宮崎駿が功労賞を受賞している。「万引き家族」は本日発表となったアメリカのパームスプリングス国際映画祭でも、外国語映画に贈られるFIPRECI賞(国際批評家連盟賞)を獲得した。

なお村上春樹の短編小説「納屋を焼く」をもとにした「バーニング 劇場版」は、2月1日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

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