斎藤工が「ファーザー」を語るコメント映像がYouTubeで公開された。

アンソニー・ホプキンスが第93回アカデミー賞の主演男優賞に輝いた本作は、認知症になった父親の視点から老いによる喪失や親子愛を描いた作品。劇作家フロリアン・ゼレールが自身の戯曲を映画化し、長編初監督を務めた。

本作を3度鑑賞したという斎藤はホプキンスの名演を絶賛しつつ、独自の視点で映画の魅力を分析。オリヴィア・コールマン演じる娘アンが人間の大きな顔のオブジェ付近を歩くシーンを参照しつつ「そこで僕は『おやっ？』とやっと気付いてすぐに見直した。いろんなことの辻褄が合う部分と、逆にわざとずらされている部分に気付きました」と語る。さらに青と赤の配色や家具の配置、建物の設計、劇中の時間などに触れ「背筋がぞっとするほどロジカルな、巧妙な作品」と称賛。最後には感想や考察を他者と分かち合うことの喜びと楽しさを呼びかけた。

「ファーザー」は全国で公開中。斎藤ら俳優が中心となって立ち上げた団体ミニシアターパークでは、同作をテーマにしたトーク企画の実施が予定されている。詳細はミニシアターパークおよび映画の公式SNSでチェックしよう。

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