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ユニゾン初の生配信ライブレポ! あの代表曲からレア曲、さらにニュー・アルバム収録曲も披露!

ぴあ

20/7/17(金) 12:00

Photographer:Viola Kam (V'z Twinkle)

UNISON SQUARE GARDENが7月15日、初の有料生配信ライブ「USG 2020 "LIVE (in the) HOUSE"」を開催した。uP!!!で独占配信されたこのライブは、事前に行われた演奏楽曲リクエスト企画の1位~30位をもとに構成。代表曲からレア曲、さらに9月30日(水)リリースのニュー・アルバム「Patrick Vegee」収録曲も披露され、UNISON SQUARE GARDENの魅力が凝縮された内容となった。

ライブ開始の10分前に、ドラム、ギター、ベースをチェックする音が聴こえてきた。本番直前の興奮が伝わるなか、20時ちょうどにライブがスタート。まずはステージに置かれた3人の機材が映し出され、おなじみの入場SE(イズミカワソラの「絵の具」)が流れる。次にステージ袖でスタンバイしているメンバーの姿をカメラが捉え、鈴木貴雄(Dr/Cho)、田淵智也(Ba/Cho)、斎藤宏介(V/G)が順でステージに移動。それぞれ定位置につくと、<今日までの感情が明日を作るから>というフレーズから、1曲目の「mix juiceのいうとおり」へ。楽しそうな笑顔で鮮烈なビートを生み出す鈴木、自由に動き回りながら緻密なベースラインを描く田淵、キレのいいギターフレーズと起伏に富んだメロディを放つ斎藤。普段のライブとまったく変わらないーーそして、“3人で音を出すことが嬉しくてしょうがない”という気持ちが伝わるーーメンバーの姿がそこにあった。それぞれの表情をアップで映し出す映像も、配信ライブの醍醐味だ。

さらに2曲目の「オトノバ中間試験」、3曲目の「桜のあと(all quartets lead to the?)」を披露。オープニングはやや緊張が感じられたが、曲を重ねるごとにUNISON SQUARE GARDEN特有の個性的なアンサンブル、そして、ロックバンドとしての強さと高性能ポップネスを併せ持った音楽が広がっていく。ステージ全体を捉えた絵、メンバー個々の表情や手元もふんだんに映され、リアルなライブ以上に細かい部分まで楽しむことができた。

「MCなし! UNISON SQUARE GARDENです!」(斎藤)という短すぎる挨拶に導かれた「きみのもとへ」の後も、リクエストの上位に入った楽曲が次々と演奏された。ホーンセクションの音を交えた華やかなポップチューン「君の瞳に恋してない」、ユニゾンの本格的なブレイクを導いた代表曲「オリオンをなぞる」、<君は君のままでいて>という歌詞が真っ直ぐに飛び込んできた「I wanna believe、夜を行く」(派手にスティックを回す鈴木、さらに激しく動きまわる田淵のステージングもカッコイイ!)、斎藤の弾き語りから始まった「スカースデイル」、洗練されたコード構成と叙情的なメロディが印象的だった「静謐甘美秋暮抒情」、そして、切なさ、焦燥感をたたえたサウンドと<さよならが聞きたいんじゃなくて/また会えると言ってほしい>というワードが心を揺らす「mouth to mouse(sent you)」。個性(“癖”というだろう)と技術を併せ持った3人のプレイヤーが織り成すサウンド、多彩な解釈が可能な歌詞の世界、ポップとロックを奇跡的なバランスで凝縮した音楽性。ユニゾンを構成するあらゆる要素が、生々しい臨場感とともに画面から真っ直ぐに伝わってくる。

後半はリクエスト1位「Phantom Joke」や、初披露「弥生町ロンリープラネット」を演奏!

鈴木のドラムソロ(ヘッドベルトでカメラを装着。“鈴木目線”の映像も挿入)から、ライブは後半へ。まずはインスト・セッションからリクエスト1位の「Phantom Joke」、ファンキーなベースライン、エッジの効いたギターフレーズ、骨太なドラムのグルーヴが絡み合い、きわめて刺激的な音像が生み出される。さらにポップな解放感を演出した「to the CIDER ROAD」、パンキッシュな手触りのライブアンセム「場違いハミングバード」、そして、ヒット曲「シュガーソングとビターステップ」でライブはついにクライマックスに突入。間奏パートで斎藤と田淵が向き合って演奏した「箱庭ロック・ショー」、斎藤がオフマイク気味に<涙キラキラ西の空に光る>というフレーズを歌った「フルカラープログラム」を放ち、カメラが会場(東京・NHKホール)全体を映し出しながら“ライブ本編”はエンディングを迎えた。

「これでライブはおしまいです。ここまで見てくださったみなさんに、ちょっとしたご報告があります」(斎藤)と、ニュー・アルバム「Patrick Vegee」を9月30日にリリースすることを発表。

そしてアルバムに収められる「弥生町ロンリープラネット」を初披露した。最後の“春が来る”というフレーズに導かれるように、「春が来てぼくら」のイントロがはじまる。<これまでの大切が続くように>というラインは、失われてしまった今年の春への思い、そして、この先の未来に対する希望をしっかりと描き出していたと思う。メンバー3人の姿を並べた映像、真摯に(そして楽しそうに)楽曲を響かせるシーンも強く心に残った。

8月22日(土)には2度目の生配信ライブ「USG 2020 "LIVE(in the)HOUSE 2"」も決定。リクエスト投票結果の31位から70位をもとにしたセットリストで行われる予定だ。ニュー・アルバム「Patrick Vegee」を含め、UNISON SQUARE GARDENはここからさらに充実した活動に突入することになりそうだ。

Text:森朋之
Photographer:Viola Kam (V'z Twinkle)

UNISON SQUARE GARDEN
LIVE(in the)HOUSE

1.mix juiceのいうとおり
2.オトノバ中間試験
3.桜のあと(all quartets lead to the?)
4.きみのもとへ
5.君の瞳に恋してない
6.オリオンをなぞる
7.I wanna believe、夜を行く
8.スカースデイル
9.静謐甘美秋暮抒情
10.mouse to mouse(sent you)
11.ドラムソロ
12.Phantom Joke
13.to the CIDER ROAD
14.場違いハミングバード
15.シュガーソングとビターステップ
16.箱庭ロック・ショー
17.フルカラープログラム

18.弥生町ロンリープラネット(新曲)
19.春が来てぼくら

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