「SWA」とは「創作話芸アソシエーション」の頭文字を合わせたもの。「新作落語」「創作落語」は「古典落語」に対してつけられたジャンルの名称だが、かつては「古典」は正統派、「新作・創作」は前衛派とみられていたが、三枝（現文枝）、文珍、円丈、志の輔などが見事な作品を次々に生み出すに及んで、偏見がなくなり、今や落語界の一大勢力を成している。さらに言えば、「新作・創作」派がいるからこそ、現在の「落語界」が世の中に認められている、ともいえるだろう。立川志の輔、笑福亭鶴瓶、柳家喬太郎は、二刀流の名手である。 「SWA」の主要メンバー、林家彦いち、三遊亭白鳥、春風亭昇太、柳家喬太郎の四人が集まり、「SWA傑作選」と題して、自作名作を高座にかける。互いにしのぎを削る高座を期待したい。