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戦後75年特別上映、小林正樹監督作「東京裁判」4Kリマスター版が8月に公開

ナタリー

20/6/2(火) 12:00

「東京裁判」

2019年に封切られた「東京裁判(4Kデジタルリマスター版)」の戦後75年特別上映が決定。8月1日より東京・ユーロスペースほかで公開される。

上映時間4時間37分にも及ぶ本作は、戦後日本の進路を運命付けた“東京裁判”こと極東国際軍事裁判を記録したドキュメンタリー。判決の35年後、1983年に初公開された。監督を務めたのは「切腹」「怪談」の小林正樹。彼がアメリカ国防総省によって撮影された膨大な映像をもとに、5年の歳月をかけて編集、制作した。現在YouTubeでは予告編が公開中だ。

小林とともに脚本を手がけ、監督補佐とデジタルリマスター監修も担当した小笠原清は、このたびの上映について「令和2年、戦後75年。四分の三世紀を経た。国際軍事裁判によって掘り起こされた第2次大戦前後の政治の混乱と過酷な世相を、古い記録フィルムで集成した映画『東京裁判』が、デジタルリニュアル版で鮮明に蘇った。戦争は紛れも無く人災であることを物語っている」と述べ、「今世界を席巻している天災コロナウィルスは人類共通の敵としても、戦争抑止こそ国際社会の永久命題であろう」とコメントした。

小笠原清 コメント

令和2年、戦後75年。四分の三世紀を経た。国際軍事裁判によって掘り起こされた第2次大戦前後の政治の混乱と過酷な世相を、古い記録フィルムで集成した映画「東京裁判」が、デジタルリニュアル版で鮮明に蘇った。戦争は紛れも無く人災であることを物語っている。国益、権力闘争、イディオロギー、宗教、貧困、差別…。紛争を超克して平和を目指したはずの国連は、近年エゴむき出しの国際社会の中で身悶えしている。今世界を席巻している天災コロナウィルスは人類共通の敵としても、戦争抑止こそ国際社会の永久命題であろう。

(c)講談社2018

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