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新浜レオンが語る、ファンとの交流で発見した“自分自身の存在意義”「僕の歌がみなさんの力になれていることを実感した」

リアルサウンド

20/2/15(土) 12:00

 2019年に『第61回 輝く!日本レコード大賞』で新人賞を受賞した新浜レオン。令和が始まった2019年5月1日にビーイング初の歌謡曲系アーティストとして1stシングル『離さない 離さない』でメジャーデビューし、歌手活動とあわせてサンリオとコラボするなど、老若男女に親しまれるキャラクターで注目を集める存在だ。

新浜レオン「離さない 離さない」ミュージックビデオ(フル Ver.)【公式】

 そして2020年“年男”の新浜レオンが、新たに「新浜レオン エメラルドグリーンプロジェクト」をスタートした。同プロジェクトは、新浜レオンが全国47都道府県をくまなく訪れ、彼の誕生石であるエメラルドの意味でもある「幸運」「幸福」「希望」を届けていくというもの。

 インタビューでは、令和デビューから『レコ大』新人賞獲得という大きなトピックがあった2019年を振り返りつつ、2020年に始動した「エメラルドグリーンプロジェクト」への意気込み、そして歌手としての展望について話を聞いた。(編集部)

ファンの言葉が支えになった『レコ大』のステージ

新浜レオン

ーーまずは、レコード大賞新人賞の受賞、おめでとうございます。

新浜レオン(以下、新浜):ありがとうございます。新人賞は目標の1つでもあったので、純粋に嬉しいのひと言です。それが達成出来たのはひとえにファンのみなさんが後押しをしてくださった結果だと思っています。

ーーあの場で歌った時は、どんなお気持ちでしたか?

新浜:ギリギリまでインストアイベントをやらせていただいていて、そこでファンのみなさんから「私たちがついているから大丈夫」と、たくさん声をかけていただきました。お手紙もたくさんいただいて、「落ち着いていけば大丈夫」など、みなさんからの言葉のひとつひとつが支えになりました。当日はみなさんが後ろにいると思うと心強かったので、胸を張って堂々とした気持ちでした。もちろん緊張はしましたけど、その場に立てていることの嬉しさがそれを上回っていましたね。

ーー手に人という文字を書いて飲んだり(笑)?

新浜:それはしませんでしたけど(笑)。同じく新人賞を受賞された海蔵亮太さん、彩青さんと楽屋が同室だったのですが、お二人は声出しをしていたりスタッフとお話をされていて、そんなお二人の様子を見て僕も自然と落ち着くことが出来ました。

ーー新人賞を受賞したことで改めて考えたことや、新たに沸き起こって来た気持ちはありましたか?

新浜:新人賞をいただいてから初めてのステージが、1月4日に千葉の木更津で行ったインストアイベントだったのですが、集まってくださったみなさんの前で直接報告させていただきました。でも、みなさんのおかげで新人賞を獲ることが出来た、その感謝の気持ちをどういう言葉にしたら伝わるのか。僕は口下手なもので、上手く言葉で伝えきれないことが本当にもどかしくて。そこで気づいたのは、僕のテーマである“一曲入魂”の通り、歌に気持ちを込めることが一番伝わるのではないか、ということです。

ーー新浜さんは野球をやられていたので、一球入魂になぞらえて一曲入魂と。

新浜:はい。一曲入魂の気持ちを改めて噛みしめています。先日も気持ちを込めすぎて前へ前へと行ってしまい、ステージのへりから転げ落ちそうになりました。レコード大賞の時もセットの階段の上で歌わせていただいたのですが、落ちやしないかとスタッフの方がヒヤヒヤしていました(笑)。

お客さんが鳩3羽しかいなかった初めてのイベント

ーー改めて2019年は、新浜さんにとってどういう1年でしたか?

新浜:毎日が全力投球だったので、あっという間に過ぎていたと言うのが正直なところです。でも一番思い出すのは、デビュー前の初めてのイベントのとき、ステージが始まるほんの少し前まで、鳩が3羽しかいなかったことで……。

ーーお客さんが鳩3羽(笑)。

新浜:大学を卒業した3日後くらいだったんですけど、おかちまちパンダ広場でイベントを行わせていただいて。デビュー前なので新浜レオンの名前を知っている人は、もちろんまだ誰もいなくて。ガランとした客席には、本当に鳩が3羽だけで。そこからまさか新人賞をいただけるとは、その時は想像も出来ませんでした。

ーー鳩が幸運を呼んでくれたんでしょう。幸運と言えば、新浜さんにとって成田山新勝寺も縁起の良い場所。年末年始も新勝寺で過ごされたそうですね。

新浜:デビューイベントを新勝寺で行わせていただいて、それ以来いただいたお守りを肌身離さず身に着けています。昨年はお神輿も担がせていただいて、そのご縁が今も続いていて。それで大晦日から年越しまで新勝寺で過ごさせていただき、2月3日には節分の豆まきにも参加させていただきました。

ーー力士や著名人が毎年参加して、ニュースになる恒例行事ですね。

新浜:そうです。そこに僕も加わらせていただいて。成田山パワーをひしひしと感じています。

人を喜ばせることは自分の原点

ーー2020年は感謝を伝える年にしたいとのことですが、具体的にはどんな活動を考えていますか?

新浜:昨年も日本各地で歌わせていただきましたが、まだ行っていない場所も全国にたくさんあります。今年はまだ行けていない場所を含め、昨年以上によりたくさんの場所に行って、感謝を伝えたいと思っています。それは歌に限ったことだけじゃなく、社会活動も積極的に行いたいと思っていて。特に地元の千葉県は昨年の台風で甚大な被害を受け、まだ人手の足りていない地域も多いんです。その一環で、鴨川市で倒木の被害に遭われた方のお宅で撤去作業のお手伝いや、浸水被害が多かった茂原市でもお手伝いをさせていただきました。

ーー地元に密着した活動にも積極的なのですね。

新浜:また、毎週月曜にレギュラー出演させていただいているチバテレの番組『はじめまして!僕、新浜レオンです!!』では、僕に来て欲しい方を募集していて。ホテル三日月でベッドメイキングのお手伝いをさせていただいたり、福祉施設でお年寄りの方と一緒に歌ってお世話をさせていただいたこともあって。千葉銀行の新人研修に参加して稲刈りのお手伝いをさせていただいた時は、田んぼの真ん中で歌うという貴重な経験もさせていただきました。今後は、こういった誰かのお力になる活動を、地元に限らず全国に広げて、どこでもお手伝いが出来るところがあれば行きたいと思っています。

ーーそれが、今年新浜さんが掲げている「エメラルドグリーンプロジェクト」ですね。

新浜:はい。僕の衣装のジャケットがエメラルドグリーンであるように、僕のラッキーカラーがグリーンなんですね。エメラルドの石言葉には、幸せ・幸運・希望というものがあるので、それを歌や社会活動を通して全国のみなさんにお届けしようというものです。昨年ファンの方から「レオン君の歌を聴いて元気になりました」など、嬉しいお便りをたくさんいただいて。中には家に閉じこもっていた方が、インターネットで僕の歌を聴いてファンになってくださり、僕に会うために1年ぶりに外に出ることが出来たということもありました。みなさんのそういったお手紙やお話によって、僕の歌がみなさんの力になれていることを実感して、本当にデビューして良かったと思いました。そこで、新浜レオンの存在意義はこれなんじゃないかと。

ーーお便りもグリーンの封筒と便せんで送ってくれたりするんでしょうね。

新浜:グリーンもそうですし、僕がサンリオのシナモロールを好きなことも知っていてくださっているので、シナモロールの柄だったりシールが貼ってあったり。イベントなどにお越しくださる方は、洋服やアクセサリーなど何かしらグリーンのものを身に着けて応援してくださっています。

ーーそもそもグリーンが新浜さんのラッキーカラーというのは、どういう経緯でそうなったのですか?

新浜:スタッフの方が「九星気学」で調べてくださって、9種類ある本命星の中で僕は「四緑木星」なんです。そういう星の影響というのはあるようで、机の引き出しを開ければ意外とグリーンのものばかりで、無意識のうちに導かれていたのかなって思います。それこそ僕の母校の大東文化大学のカラーもそうですし。

ーーああ確かに、シンボルマークがグリーンですね。それにカラーセラピーなどでは、グリーンは癒やしの色とされていて。

新浜:遠くの緑を見ると目に良いという話も聞きますよね。地元は緑が多いこともあって、ぼ〜っとしていてふと気が付くと緑を見ていたということもよくあります。グリーンは良いこと尽くしです!

ーー具体的に、ここに行ってこういうお手伝いがしたいという、希望みたいなものはありますか?

新浜:たくさんあります。昨年リリースイベントで北海道に行ったのですが、生まれて初めて行った場所にも関わらず、すごくたくさんのお客さんが待っていてくださってとても感動したので、北海道にはぜひまたお礼に伺いたいですね。それに僕は釣りが趣味で海も好きなので、青森や岩手で、漁船は難しいと思いますけど、漁港のお手伝いをしてみたいです。先日東京ドームで開催された『ふるさと祭り東京2020』で歌わせていただいたのですが、各地の美味しいものや地域色のあるものがたくさん並んでいて。「ねぶた」とかその地域のお祭りに参加させていただくなど、地域色を楽しみながら活動が出来たら良いなと、会場を歩きながら思いました。

僕が元気になれるから、みんなを笑顔にしたい

新浜レオンとれおすけ

ーーもともと誰かのためになりたいという、サービス精神のようなものを持っていたのですか?

新浜:子どもの頃から、率先して学級委員長や生徒会役員を引き受けていました。野球部のキャプテンや応援団長もやりましたし。照れ屋な一面もあるのですが、人を笑わせることや楽しませることが好きでしたね。今思い出したんですけど、大学に進学する時の進路相談で先生に「歌手になりたいんですけど、大学に行く意味はあるんでしょうか」と聞いたことがあって。その時に先生から「君は人に優しくすることが出来るから、介護の仕事が向いている」と言われたんです。昔から人を喜ばせることが好きだったんだなって、今改めて自分の原点を思い出した気がします。

ーーホスピタリティがあると言うんでしょうかね。

新浜:たまにそのホスピタリティをやり過ぎてしまうみたいで、控え室に入ってくるスタッフさんみんなにお茶を入れていたら、「逆に気を使うからやめてください」って言われて(笑)。それは気をつけようと思いますけど、誰かの笑顔が僕を元気にしてくれるんですよね。それがなかったら、僕は何のために生きているんだろう? と思うくらいです。だからと言って人のためだと考えたことはなくて、単純に僕が嬉しいから、僕が元気になれるから、みんなを笑顔にしたいんです。「エメラルドグリーンプロジェクト」も、一人でも多くの方を笑顔に出来るように頑張ります。

ーーあと、今年は年男だそうですが。

新浜:ねずみ年だけに、みなさんを“夢チュー”にさせたいです(笑)。レコード大賞新人賞は、その年の活躍だけでなく将来を見込んでいただけるものだと思っているので、ここからが本当のスタートで、そういう意味では年男の今年が勝負だと思っています。それと僕は、幅広い世代の方に歌を届けたいと思っていて、小さいお子さんも例外ではありません。先ほどシナモロール好きというお話をさせていただきましたが、そのご縁で「れおすけ」というサンリオさんの公式キャラクターも誕生しました。サンリオピューロランドで歌わせていただいた時は、遊びに来ていた小さいお子さんたちがたくさん集まって僕の歌を聴いてくれました。お子さんたちに僕の歌を届ける上で、「れおすけ」は本当に心強いパートナーになってくれています。ダンスもキレキレで、すごく可愛いんですよ!

ーーまた、YouTubeでは「新浜レオンの歌ってレオン♪」というカバー曲を歌う企画があり、TikTokもやられていて。SNSとも親和性が高いのは、新浜さんの20代という若さもあるかと。その上で自分にしか出来ないものについては、どう考えていますか?

新浜:僕自身はSNSに疎いほうなので、スタッフさんが頑張ってくださっています。そのぶん僕だから出来ることという部分では、温かみのあるものを大切にしていきたいです。例えば千葉の銚子電鉄に乗ると、車内の広告が手書きだったりするんですね。これは歌を直接みなさんにお届けすることと同じくらい大事だと思っていて、ファンクラブの会報誌には必ず直筆のメッセージを掲載するようにしています。つまり、デジタルとアナログを上手く融合していくと言うこと。僕の歌も、歌謡曲という昔からの伝統あるものと、所属事務所のビーイングが培って来たJ-POPという現代のものを上手く融合させて、それが新浜レオンにしか歌えない歌になっていったら良いなと思っています。

ーーこういう曲を歌いたいとか、希望はあるんですか?

新浜:西城秀樹さんが好きなので、熱く情熱的な曲が良いですね。でも、そこもバランスで、時には野口五郎さんのようであったり、または郷ひろみさんのような洗練されたものであったり。新浜レオンならではの歌謡曲を試行錯誤していきたいです。その上でレコード大賞や紅白も目指したい。歌い手として、それはありますね。“新・新御三家”になれるように頑張りたいです。

■関連情報
「新浜レオン エメラルドプロジェクト」
2020年新たにスタートした「新浜レオン エメラルドグリーンプロジェクト」の第1弾として、「〜春唄〜」と題した新企画が始動。 新浜レオンの生まれ変わったステージに、皆様ぜひご期待ください。

日時:2月16日(日)1回目13:00~/2回目15:30~
会場:イオンレイクタウンkaze 1F 翼の広場 (〒343-0828 埼玉県越谷市レイクタウン4丁目2番地2)
詳細はこちら

デビューシングル『離さない 離さない』

■リリース情報
デビューシングル『離さない 離さない』
発売中
価格:1,204円(+税)

<収録内容>
1.「離さない 離さない」
作詞:渡辺なつみ 作曲:大谷明裕 編曲:矢野立美
2.「心奪って」
作詞:渡辺なつみ 作曲:大谷明裕 編曲:矢野立美
3.「青春時代」
作詞:阿久悠 作曲:森田公一 ※カバー
4.「離さない 離さない」オリジナルカラオケ
5.「心奪って」オリジナルカラオケ

「離さない 離さない」(レオンの素顔がいっぱい盤)
発売中
価格:¥1,204(税抜)

<収録内容>
1.「離さない 離さない」(作詞・渡辺なつみ/作曲・大谷明裕/編曲・矢野立美)
2.「心奪って」(作詞・渡辺なつみ/作曲・大谷明裕/編曲・矢野立美)
3.「また逢う日まで」(作詞・阿久悠/作曲・筒美京平/編曲・田尻尋一)カバー
4.「離さない 離さない」(オリジナルカラオケ)
5.「心奪って」(オリジナルカラオケ)

『離さない 離さない』(れおすけ盤)  
発売中
価格:¥1,204(税抜)   

<収録内容>
1.「離さない 離さない」(作詞・渡辺なつみ/作曲・大谷明裕/編曲・矢野立美)
2.「心奪って」(作詞・渡辺なつみ/作曲・大谷明裕/編曲・矢野立美)  
3.「見上げてごらん夜の星を」(作詞・永六輔/作曲・いずみたく/編曲・増崎孝司)カバー  
4.「離さない 離さない」 オリジナルカラオケ 
5.「心奪って」オリジナルカラオケ
※れおすけ誕生ストーリー入りブックレット封入!

新浜レオン 公式サイト
新浜レオンTwitter

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