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吉川晃司と志尊淳が怪事件に挑む、横溝正史「由利麟太郎」シリーズがドラマ化

ナタリー

20/5/14(木) 6:00

「探偵・由利麟太郎」より、吉川晃司演じる由利麟太郎(右)と志尊淳演じる三津木俊助(左)。

吉川晃司と志尊淳が共演するドラマ「探偵・由利麟太郎」が、6月16日からカンテレ・フジテレビ系で放送される。

横溝正史の「由利麟太郎」シリーズを初めて連続ドラマ化した本作。京都を舞台に、元警視庁捜査一課長の探偵・由利麟太郎が、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助とコンビを組んで怪事件を推理していくさまが描かれる。撮影は京都・東映京都撮影所をはじめすべて関西地区で行われた。

これが地上波の連続ドラマ初主演となる吉川。天才的な洞察力と論理的思考を持つ由利を演じた彼は「面白い挑戦だなと思いました。そもそも、普通のドラマをやるのなら、僕には声を掛けないでしょう(笑)」とオファーを受けた際の心境を振り返り、「伝統ある東映京都撮影所を拠点として、職人技を持った太秦のスタッフの方々と一緒に、映画のようなスケールとこだわりで撮影できたことに、手応えを感じています」と作品の出来に自信を見せる。

そして由利を崇拝する助手・三津木役の志尊は、出演の決め手の1つが吉川との共演だったそう。志尊は「なんてかっこいいんだろう、ついていきたいと感じていた僕の気持ちと、由利麟太郎先生についていきたいと思う三津木くんの気持ちがリンクしているように感じました」と明かし、「撮影を経て、僕と吉川さんの距離が縮まったのと同じように、どんどん近くなっていく由利先生と三津木くんのバディー感もお楽しみに」とファンにメッセージを送った。

「探偵・由利麟太郎」は火曜21時から5週連続で放送。「桜ノ雨」の小林弘利が脚本を手がけ、ドラマ「後妻業」の木村弥寿彦が演出とプロデュースを担当した。

探偵・由利麟太郎

カンテレ・フジテレビ系 2020年6月16日(火)スタート 毎週火曜 21:00~21:54

吉川晃司 コメント

“由利麟太郎”をやらないか?とお話をいただいたとき、面白い挑戦だなと思いました。
そもそも、普通のドラマをやるのなら、僕には声を掛けないでしょう(笑)。
変わったこと、攻めたことをやりたいというプロデューサーや監督の想いを感じました。
伝統ある東映京都撮影所を拠点として、職人技を持った太秦のスタッフの方々と一緒に、
映画のようなスケールとこだわりで撮影できたことに、手応えを感じています。
由利は、心の奥底に深い孤独を抱えながら、人生をさすらっている男。
セリフよりも、横顔や後ろ姿で、彼の生きざまを醸せればと思いながら演じました。
助手の俊助を演じている(志尊)淳はとても勘が良く、頭の回転も速い。
由利との関係性もうまく出ているんじゃないでしょうか。セリフの量では淳が主役です(笑)。
ちょっと不思議な手触りの作品になっていると思うので、楽しみにしていてください。

志尊淳 コメント

今回お話を頂き、やらせて頂く背景で大きかった要因の一つとして、吉川晃司さんとのバディというところがありました。ミュージシャンとしてのパフォーマンスはもちろんのこと、一人の人間としても、なんてかっこいいんだろう、ついていきたいと感じていた僕の気持ちと、由利麟太郎先生についていきたいと思う三津木くんの気持ちがリンクしているように感じました。
そんな二人の色濃く、コミカルなバディが、いろんな角度から事件の謎を解決していきます。
撮影を経て、僕と吉川さんの距離が縮まったのと同じように、どんどん近くなっていく由利先生と三津木くんのバディー感もお楽しみに。

木村弥寿彦(演出・プロデューサー)コメント

原作を読んですぐに由利麟太郎は、吉川晃司さんだとイメージしました。
白髪の紳士という設定もありますが、由利の冷静沈着でクールに事件を解決する姿は、吉川晃司さんという唯一無二の存在でしか表現できないものがあると感じお願いしました。
挑戦的で刺激的で怪奇な世界観を味わうことができるエンタテインメントドラマです!

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