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「何があってもステージに立ち続けたい」ONE N' ONLY、高み見据え幕閉じたZeppツアー

ナタリー

19/11/26(火) 17:30

ONE N' ONLY

ONE N' ONLYが11月24日に東京・Zepp DiverCity Tokyoでライブツアー「ONE N' ONLY~EBiSSH×SBC~ Zepp Tour 2019」の最終公演を行った。

フロア一面に輝くグループカラーの白いペンライトの光が迎える会場に姿を見せた7人は、TETTAの「Look」という声を合図に「I'M SWAG」でライブの幕を切って落とした。約1年前にリリースされたこのデビュー曲を、1年間の研鑽を確かに感じさせるような息の合ったダンスフォーメーションとボーカルで届けると、KENSHINは「ツアーファイナル行くぞ! お前ら手を挙げろ!」と思い切り叫ぶ。2曲目の「Sexy Beach Party Yes!!」ではメンバーの「Sexy Beach Party Yes!!」という声に、SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)も声を合わせて熱い一体感が作り上げられていった。自己紹介を兼ねた最初のMCでは、満員のフロアを見つめたNAOYAが「去年のZeppは椅子ありで、『次はスタンディングで埋めたい』と目標にしていたんです。本当にSWAGのおかげだと思っています」とうれしそうに感謝を伝えた。

「俺らと団結して一緒に最後まで楽しんでいきましょう。皆さん楽しむ準備はできてますか?」というEIKUの呼びかけから始まったセクションでは、ドラマティックなステージ演出でもSWAGを魅了する7人。KENSHINをセンターに据えた陣形がスモークの中に幻想的に浮かび上がったミドルチューン「Black Hole」では、HAYATOが作り上げた物語性のあるダンスパフォーマンスが観る者を惹き付け、メンバーが豪快にシャツのすそをめくり上げるシーンには悲鳴のような歓声が上がる。HAYATO、KENSHIN、NAOYA、KOHKIの4人をメインに7人が力強くステージ上を躍動したダンスパフォーマンスセクションを挟んで届けられたミドルバラード「Bla Bla Bla」では切ない恋心を歌いつないでゆくTETTA、REI、EIKUの3人をスポットライトが照らし、彼らの情感豊かな歌声を一層際立たせていた。

中盤のMCではダンスセクションの振り付けをHAYATOが担当したことが明かされ、TETTAは「ボーカルは踊らない予定だったんですけど、HAYATOがボーカルもやろうぜって言って、踊ることになりました」と裏話も告白。そして7人はグループの1年間の歩みを振り返ろうとしたが、KOHKIが「USJにも行ったし、あとUSJにも……」としきりにユニバーサル・スタジオ・ジャパンにメンバーで遊びに行った思い出を挙げて周囲から「それプライベート!」と怒られたり、KENSHINが突然あいみょんならぬ“けんみょん”となって「マリーゴールド」を熱唱し、TETTAが感動の涙を流したりとステージ上はカオス状態に。まとめ役のNAOYAも「これこそがワンエンのMC……って言っていいのかわかんないけど!(笑)」とお手上げ状態だったが、SWAGは仲睦まじい7人の姿を笑い声を上げながら見守っていた。

NAOYAの「次は一緒に盛り上がるパート。みんな声出せんの!?」という熱い煽りから始まった「POP! POP!」では、カラフルに照らされたステージの上で大きく手を振る7人の笑顔が弾ける。さわやかなEDMチューン「HOLIDAY」に続くと、SWAGをフルパワーで盛り上げるメンバーのパフォーマンスはより自由度を増し、KENSHINが動画を観る仕草、TETTAが逆立ちの姿勢で“HOLIDAY”を過ごす小ネタにはHAYATOが「KENSHIN、Netflix観ないで!(笑)」と思わずツッコミ。するとKENSHINは「Make some noise!」と言ってステージの中央でコール&レスポンスを先導し、「ワンエン!」「オンリー!」「TETTA!」「誕生日おめでとう!」と、SWAGの声を集めて会場をひとつにまとめ上げていった。曲のクライマックス、大きな「HOLIDAY!」コールで盛り上がりが最高潮に達すると、本編ラストの「My Love」へ。場内をきらびやかに照らすミラーボールの下、EIKUは甘い歌声を響かせる。そして7人はラストで「SWAG大好き!」と声を合わせて思いをまっすぐに届けた。

今回のツアーから始まった、アンコールの「ONO!」コールに応じてステージに戻った7人は、ここで新曲「Only One For Me」をパフォーマンス。曲を終えるとHAYATOは「僕らはもっと大きくなりたいという気持ちを持っているけれど、前に進むにはSWAG1人ひとりのことが大切。SWAG1人ひとりがオンリーワンなんです」と楽曲に込めた思いを語った。ライブのラストを飾ったのは、最新シングル曲の「Category」。KENSHINの「これがラストだ! お前らブチ上がれ!」という威勢のよい煽りと共にこの曲を投下した7人は、鬼気迫るような歌とダンスでオーディエンスを圧倒した。全14曲を駆け抜け、NAOYAは「今日の景色はワンエンにとって一番大きな景色でしたが、まだここで止まるわけにはいきません。僕らはもっと上を目指しているので、まだまだこれからも僕らに付いて来てください!」とSWAGに思いを伝える。そしてHAYATOは「僕、ステージに立っているときが一番楽しいんです。7人とSWAGのことが生きがいなので、僕は何があってもこのメンバーとステージに立ち続けたいと思います」と誓った。感動的なムードの中でライブが締めくくられるところだったが、MCの順番を飛ばされていたTETTAがここで声を上げ「マイバースデーボーイ! TETTA、22歳になったぜ!」とこの日迎えた誕生日を必死にアピール。すると、ワンエンのプロデューサー・JUNEがケーキを持ってステージに登場し、サプライズの演出でTETTAを喜ばせた。アンコールでは、12月15日に東京・マイナビBLITZ赤坂でワンマンライブが開催されることも発表に。最後にNAOYAは「皆さんの希望になれるよう、僕らこれからもがんばりたいと思います」と改めて意気込みを語り、7人は晴れやかな笑顔でステージをあとにした。

ONE N' ONLY「ONE N' ONLY~EBiSSH×SBC~ Zepp Tour 2019」2019年11月24日 Zepp DiverCity Tokyo セットリスト

01. I'M SWAG
02. Sexy Beach Party Yes!!
03. LA DI DA
04. Black Hole
05. Don't Worry
06. Dance section
07. Bla Bla Bla
08. POP! POP!
09. HOLIDAY
10. My Love
<アンコール>
11. Only One For Me
12. Everything's Changing
13. Dark Knight
14. Category

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