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手話と歌声で“心の声”届ける、豊原江理佳・前山剛久らの「ゆびさきと恋々」開幕

ナタリー

「A New Musical『ゆびさきと恋々』」より。

「A New Musical『ゆびさきと恋々』」が、昨日6月4日に東京・本多劇場で開幕した。

「A New Musical『ゆびさきと恋々』」は、森下suuが「デザート」(講談社)で連載中の少女マンガ「ゆびさきと恋々」の舞台化作品。ミュージカル版では脚本を飯島早苗、演出・脚本を田中麻衣子が担当する。

劇中では、生まれつき聴覚障害がある大学生・雪(豊原江理佳)と、困っていた彼女を助けた大学の先輩・逸臣(前山剛久)を中心とした物語が展開。キャストたちは手話を交えたパフォーマンスを披露し、豊原はろう者である雪の“心の声”を歌で表現する。

開幕に向け豊原は「せっかく本番を迎えられるので、来ていただいた皆様にはなにか持って帰っていただきたいですし、生きる活力、元気を与えられていたらいいなと思います」とコメント。前山も「このお芝居で何を感じ取っていただくか、何を与えられたか、それぞれだと思いますが、見に来ていただいた方の生きる希望に繋がったら嬉しいと思います」と語っている。

出演者には豊原、前山のほか、林愛夏、青野紗穂、池岡亮介、中山義紘、上山竜治らが名を連ねた。なお手話指導を三浦剛と忍足亜希子が務める。上演時間は約1時間50分を予定しており、公演は6月13日まで。12日18:00開演回にはPIA LIVE STREAMでライブ配信も行われ、視聴料金は税込3500円だ。

豊原江理佳コメント

今このような状況のなかで本番を迎えられることが奇跡だと思います。

せっかく本番を迎えられるので、来ていただいた皆様にはなにか持って帰っていただきたいですし、生きる活力、元気を与えられていたらいいなと思います。

ありがとうございました。

前山剛久コメント

昨年からコロナで演劇はなかなか辛い立場に置かれていますが、こうしてゲネプロを終えて初日を迎えられることを嬉しく思っています。

このお芝居で何を感じ取っていただくか、何を与えられたか、それぞれだと思いますが、見に来ていただいた方の生きる希望に繋がったら嬉しいと思います。

「A New Musical『ゆびさきと恋々』」

2021年6月4日(金)~13日(日)
東京都 本多劇場

原作:森下suu「ゆびさきと恋々」(講談社「デザート」連載)
脚本:飯島早苗
演出・脚本:田中麻衣子
音楽:荻野清子
振付:前田清実
手話指導:三浦剛、忍足亜希子
ピアノ:森本夏生
チェロ:白神あき絵

出演:豊原江理佳、前山剛久、林愛夏、青野紗穂、池岡亮介、中山義紘、上山竜治 / 渡辺菜花、金井菜々、大津夕陽

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