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福田麻由子「怖くて、楽しみです」 宮崎彩監督作『グッドバイ』3月下旬公開、特報映像も

リアルサウンド

21/1/21(木) 12:00

 福田麻由子主演映画『グッドバイ』が、3月下旬より渋谷ユーロスペースにて劇場公開することが決定。あわせてポスタービジュアルと場面写真、特報映像が公開された。

 本作は、是枝裕和監督のもとで映像制作を学んだ宮崎彩監督による初長編監督作。少女から大人に変わりゆく主人公の視点から家族の変容と決別を描く。母親と二人で暮らしのさくらは、ある日職場の保育園で園児の保護者である、新藤と出会う。彼に、離れて暮らす父の姿を重ねるようになるさくら。やがて彼女はかつての父親に関する“ある記憶”を思い出す。

 さくらの母を小林麻子、園児の父親・新藤を池上幸平、保育園の同僚役を井桁弘恵、幼なじみ役を佐倉星、離れて暮らす父を吉家章人がそれぞれ演じた。

 公開されたポスタービジュアルは、主人公・さくらの哀感を感じさせる表情を捉えたもの。「知らないほど、近くおもう。」というコピーと桜の花びらが添えられている。また、特報映像には、さくらが父を再会するまでの姿が、杉本佳一による音楽とともに映し出されている。

『グッドバイ』特報

コメント

福田麻由子(主演・さくら役)

撮影を開始したときから約3年が経ちました。
映画館で公開していただけることが決まって、本当にありがたく、嬉しく思います。
同世代の仲間たちともがきながらひとつの作品をつくれたことは、とても大きな経験でした。
オファーをいただいたとき宮崎監督から、半分あてがきで書いたと言われました。
その意味が、完成した作品を観てはじめてちゃんとわかったように思います。
自分の嫌いなところ、目を背けたいところが、映されていました。
個人的には観ていて苦しい気持ちになりましたが、私という人間に愛を持って
真正面から向き合ってくれた宮崎監督には、本当に感謝しています。
この映画がみなさまに届くことが、怖くて、楽しみです。

宮崎彩(監督)

小さな世界を撮ろう。
ごく限られた空間と関係でつくられた、その世界の、綻び。
社会で気づかれなくとも、きっとここではパンデミックより大きな変化だ。
私はどうしても福田麻由子の眼で、覗きたかったのです。
あの世界を真摯に生きてくれてありがとう。
劇場で、誰かが見つけるのを、待っています。

■公開情報
『グッドバイ』
3月下旬より、渋谷ユーロスペースにて公開
監督・脚本・編集:宮崎彩
音楽:杉本佳一
出演:福田麻由子、小林麻子、池上幸平、井桁弘恵、佐倉星、彩衣、吉家章人
配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト
共同配給:ミカタ・エンタテインメント
2020年/66分/16:9/5.1ch
(c)AyaMIYAZAKI
公式サイト:www.goodbye-film.com
公式Twitter:@Goodbye_film

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