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『特撮のDNA-平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮』展

20/1/21(火)

SF映画や怪獣映画の世界でも、コンピュータ・グラフィックの台頭により特撮技術が徐々に使われなくなった。技術の継承がますます難しくなっているが、そのことへの危機感を持った関係者が近年機敏な動きを見せている。例えば、特撮美術の偉大な先達井上泰幸の業績を紹介する展覧会が企画されたことは記憶に新しい。井上の造形力なしに、第一作以来の『ゴジラ』シリーズはなかったことがよく分かる。 そして今度は時代を下って平成ガメラだ。3部作の最初の作品でもまだ25年前だから近過去とはいえるが、それでも、場面やショットに対応して別々に作られたた大小のガメラたちがこんなに残されていたとは知らなかった。イマジネーションの豊かさはもちろん、具体的な撮影の便宜までも考え抜いた造形の妙や表面の仕上げまで感嘆するよりない。「時代を下って」と書いたが、昭和の元祖ガメラや『大魔神』、さらに遡って『宇宙人東京に現わる』までフォローするという周到さ。 会期はあと一週間しかないが、まだ見逃していないだろうか? 1月26日まで、未見の方は急ぐべし!

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