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『ニッポンノワール』蘇った清春の記憶がもたらした衝撃の事実 新たに黒幕説に急浮上した人物も

リアルサウンド

19/11/4(月) 12:00

 賀来賢人が主演を務めるドラマ『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』(日本テレビ系)が、11月10日放送の第5話で第1章完結を迎える。

参考:『ニッポンノワール』でも物語に誘うキーマンに 井浦新が醸し出す“危うさ”はどこから生まれるのか

 物語前半のクライマックスに向かって、第4話の最後で提示される衝撃の事実が薫(広末涼子)の息子・克喜(田野井健)の父親が清春(賀来賢人)ということだ。第3話で癇癪を起こす克喜と清春の怒りがリンクしていることから、親子説が一気に高まっていただけに、大方の予想通りといったところだろうか。

 この事実は、清春が一部の記憶を取り戻し、そこでの回想で薫から「克喜はあなたの子供よ」と告げられる。清春と克喜、そして薫との関係性も見直される新事実。当初、克喜の父親だと疑惑がかけられていた南武(北村一輝)も、薫に父親を直接聞いている場面があることから、清春と薫の関係性は極一部の者しか知らないというのが分かる。

 さらに、警察の地下組織「ニッポンノワール」の存在も明るみとなる。にじまち遊園地を舞台にした江國(杉本哲太)との銃撃戦は、彼を裏で脅していたニッポンノワールのメンバーとのバトルへ。清春はメンバーを追い詰めるものの、ニッポンノワールのマーク「NN」の画像を見せられ、清春は催眠術にかかったかのように眠りにつく。言うまでもなく、清春の記憶喪失と薫の殺人は、ニッポンノワールと密接に関わっており、清春はかなり前から彼らの掌の上で転がされているようにも見えてくる。「それはまるで誰かが書いたシナリオのように……」という咲良(夏帆)の推察も一理あるだろう。

 また、第4話にて俄かに黒幕説が急浮上している人物がいる。それが、喫茶店「bonnaro」のマスターで元刑事の深水(笹野高史)だ。バーで働くことになった芹奈(佐久間由衣)が、カウンターの後ろにある部屋に行こうとすると、「そっちはダメ」と止めに入る場面がある。以前から、清春がバトル前に飲む“ガソリン”と呼ぶ栄養ドリンクが怪しいとされており、これを渡しているのは深水。第4話では清春がドリンクを飲んだ後に克喜の動悸が激しくなっていく。

 深水は南武の元上司であり、警察の極秘プロジェクトに巻き込まれ亡くなった星良(入山法子)の父。さらに、薫の父親が元警察庁長官だったことも明らかになっており、それらの点は一本の線で繋がっていく。その考察を裏付ける一つのピースが、第4話放送直後に公式ホームページと予告に公開となった「ノワール(“権力”)が動きだすーー」という一文だ。

 第1章完結となる第5話のタイトルは「ベルムズ」。ニッポンノワールとは何なのか。組織と繋がっている警察関係者は誰なのか。警察とベルムズの繋がり、蘇る清春の記憶。予告では薫から「私だって冗談だと思いたかった。でも、紛れもない事実よ」と告げられる場面も。「取り戻す、超衝撃事実の記憶」というテロップから、さらなる真実が薫の口から明かされることは確かだ。(渡辺彰浩)

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