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「お終活」ボイメン水野勝、コロナ禍でも「あきらめず、一生懸命、最後までPR」

ナタリー

21/5/10(月) 20:38

「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」完成披露報告会の様子。左から松下由樹、剛力彩芽、水野勝、高畑淳子、香月秀之。

「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の完成披露報告会が本日5月10日に東京・セルリアンタワー東急ホテルで行われ、キャストの水野勝(BOYS AND MEN)、剛力彩芽、松下由樹、高畑淳子、監督と脚本を担当する香月秀之が出席した。

本作では熟年離婚寸前の夫妻が、“終活”をきっかけに新たな人生と向き合うハートフルヒューマンコメディ。水野が葬儀屋の新入社員・菅野涼太を演じたほか、終活を縁起でもないと嫌がる頑固な大原真一に橋爪功、身勝手な夫の在宅ストレスに思い悩む大原千賀子に高畑、大原夫妻の娘・亜矢に剛力、菅野の上司で葬祭ディレクター1級の資格を持つ桃井梓に松下が扮している。

大原夫妻に挟まれながら、終活を手助けする菅野。水野は橋爪、高畑との共演を「小さい頃からずっと見ているお二人。緊張もあったんですけど、いざ現場に入るとお二人に自分の演技も引き出していただけた」と振り返り、剛力も「本当に自然と娘になれる空気を作ってくださった。いい意味で役作りをしすぎず、普通の娘としていることができました」と語る。剛力は亜矢のキャラクターに共感する部分が多々あったそうで「ついついお母さんの味方をしちゃうとか(笑)。いくつになっても娘は娘。親に甘えたいし、両親のそばにいたい。自分と家族の距離感を改めて考えさせてもらえる作品だと思います」と続けた。

水野はカメラが回ってないところで高畑と話し込むことが多かったという。「僕みたいな無名な新人の生い立ちや作品への思いに、高畑さんが涙を流してくださって。本当に分け隔てなく真摯に対応してくださった」と感謝を伝える。また高畑は橋爪の現場での様子を「非常にムスッとしてた」と証言。水野と話し込む一方で、橋爪とはほとんど会話がなかったそうで「今は、あれも橋爪さんの策だったんだと思います。どうでもいいような日常や冷え切った夫婦間の感じを出してくださった……と考えるようにしてます(笑)。本当に日本で唯一無二の俳優さんを旦那さんに持てて私は幸せ者です」と笑みをこぼす。

東海地方を中心に活動するアイドルグループ・BOYS AND MENのリーダーを務める水野。愛知・名古屋出身で水野と同郷である松下は「名古屋の撮影で初めてお会いしたんですが、実際に会ってみるとやはり同郷のよしみと言いますか。親しみが湧いて、こちらからくだけて話しかけていました(笑)。とても周りに気を使われていて、頻繁にコミュニケーションも取れて、上司・部下の関係性でしたけど、すごく素直にしっくりと共演できました」と振り返る。

最後に水野は「世代を選ばない、そして誰かと観たくなる映画です。コロナ禍で『人と会うこと、接すること』が制限されていて『誰かと』が非常に難しい時代。だからこそ、誰かと観る映画は素晴らしいですし、人にも伝わる。こういった状況ですが、僕らはあきらめず、一生懸命、最後までPRしていきたい」と述べ、会見を締めくくった。

「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」は5月21日より東京・新宿ピカデリーや全国のイオンシネマほかでロードショー。

(c)2021「お終活」製作委員会

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