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「男の優しさは全部下心なんですって」主演・辻千恵&監督・のむらなおのコメント到着

ナタリー

19/11/6(水) 12:46

「男の優しさは全部下心なんですって」

「男の優しさは全部下心なんですって」で主演を務めた辻千恵、監督と脚本を担当したのむらなおからコメントが到着。新たなキャストも解禁となった。

大学時代に制作した「からっぽ」でPFFアワード2018のホリプロ・エンタテインメント賞などを受賞した、のむらが手がける本作。遊園地の跡地にできたショッピングモールのメリーゴーラウンドで働く、“恋愛体質純情セカンド”というあだ名の主人公・宇田みこの姿が描かれる。映画初主演となる辻がみこに扮したほか、水石亜飛夢、森蔭晨之介、五味未知子、田中俊介、田中真琴、こだまたいち、安倍乙、加藤才紀子、上田操、木口健太、原田大二郎が出演。DJ後藤まりこが音楽を手がけ、「惡の華」の早坂伸が撮影監督を務めた。

辻は「だれかと比較するのではなく、プラスの意味でみんなもっと楽に生きれるんじゃないかと思います。自分を受け入れて腹を括ると、自然とだれのせいにもできない、それが、今のわたし自身の楽な生き方です」と本作を通して得た思いをつづった。のむらは「たくさんの一人ひとりと、たくさんの宇田みこが一挙にすれ違える一瞬があるという奇跡を体感するのが私もひとりの観客として楽しみでなりません。そしてその瞬間にも歳を取りつつあるこの肉体を持った25歳の私を抱きしめられることを願って」と期待を述べている。

本作は、11月23日から12月21日にかけて東京・K's cinemaで開催されるMOOSIC LAB 2019内での上映が決まっている。

辻千恵 コメント

この作品の核の部分となる、自分を受け入れることにについて、監督とお話ししたときに受け入れられないから悩むし、比べるし、真似をしてしまう、そこに違和感があって自分ってなんだろうとわたし自身のここ数年で考えていたことと直結しました。
本を読んだときにだれといるときのじぶんが自分らしいのかな、と思いました。
実際演じてみて、全部じぶんだし、だれといても大切にしたいと思う瞬間がありました。だれかと比較するのではなく、プラスの意味でみんなもっと楽に生きれるんじゃないかと思います。
自分を受け入れて腹を括ると、自然とだれのせいにもできない、それが、今のわたし自身の楽な生き方です。
ラストシーンのみこちゃんのセリフを言ったときにそういう覚悟を感じました。この作品を見ていただいた方に、どんな世界、社会の中でも自分の生きやすさがあるのかなと思ってもらえたら嬉しいです。

のむらなお コメント

このたび、泣きわめきながら恋愛相談する私に放った男友達の一言を、恋愛体質純情セカンド宇田みこが6人の男と一色になろうとする生き様にのせて、映画にしたのであります。
撮影中は男6人とのやりとりに生まれる、6人のうだみこ一人ひとりにあまさず恋をした私ですが、絶賛編集中の今はそんな彼女をどうにか取りこぼさないように、毎日見つめています。好き。
こんなに愛していても、私は宇田みこに「あなたの中の私は本当の私じゃない」と振られそうでこわい。彼女に一つ言うことがあるとすれば、確固たる本当の私、なんてものはただの呪いだということです。私との間に見せる顔も、6人の男に見せた6つの顔も余すことなく全てまごうことなき宇田みこ、あなた自身なのよ。しかし、そう説得しても彼女は去っていってしまうでしょう。
来たる冬という正直な季節に、映画館の大きなスクリーンで無数のお客さんの数だけ無数の宇田みこが存在すること、その不安定さと正直さに思いを馳せると、ひとが孤独な肉体を持って生きている魂であることを私は賛歌せずにはいられません。
たくさんの一人ひとりと、たくさんの宇田みこが一挙にすれ違える一瞬があるという奇跡を体感するのが私もひとりの観客として楽しみでなりません。そしてその瞬間にも歳を取りつつあるこの肉体を持った25歳の私を抱きしめられることを願って。

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