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ジョーン・ジョナス展『Simple Things』 3つの映像から創作活動を紐解く

CINRA.NET

18/11/4(日) 19:00

Video still from『Stream or River, Flight or Pattern (Journey)』, 2017 ©Joan Jonas, Courtesy of Gavin Brown's enterprise, WAKO WORKS OF ART

ジョーン・ジョナスの個展『Simple Things』が、11月17日から東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催される。

1936年にニューヨークに生まれ、1960年代に活動を始めて以来、約60年間にわたってパフォーマンスアートの可能性を追求し続けるジョーン・ジョナス。作品は神話や伝承、詩などから着想を得ており、パフォーマンス中のドローイング制作、スタジオワーク、パフォーマンスを記録した映像作品、写真作品など幅広い表現に取り組んでいる。国際展『ドクメンタ』には過去6回参加。今年はロンドンのテートモダンで回顧展が行なわれたほか、『第34回京都賞』思想・芸術部門を受賞した。

展覧会『Simple Things』では、ジョナスの主要な作品の構造と彼女の生涯にわたる関心を伝える映像作品『Stream or River, Flight or Pattern(Journey)』『Beautiful Dog』と、パフォーマンスの記録映像『Reanimation Performance(Milan 2014)』を展示。身体、運動、音楽、女性のアイデンティティー、自然、都市の風景といった切り口をたよりに、3つの映像を通して彼女の半世紀以上にわたる創作活動を紐解く。

初日の11月17日には来日する作家を迎えてレセプションを開催。また11月10日に京都・京都国際会館で『京都賞』授賞式が行なわれるほか、11月11日には他の受賞者と共に記念講演を実施する。さらに11月14日には京都・ロームシアター京都でジョナスによるワークショップが開催される。ワークショップの参加申し込みはすでに締め切られている。

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