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SCANDAL、満を持して最強のライブモンスターSiMと激突

ナタリー

19/11/18(月) 11:12

SCANAL(撮影:ヤオタケシ)

SCANDALが昨日11月17日に大阪・Zepp Osaka BaysideでSiMとのツーマンライブを開催した。

このライブはSCANDALが東京と大阪で行ったツーマンライブツアー「SCANDAL TOUR 2019 “SCANDALの対バンツアー”」の2公演目。ゲストのSiMはMAH(Vo)の「大阪、Are you ready?」という威勢のいい声を受けて、「A」でライブをスタートさせ、またたく間にフロアを熱狂の渦へといざなう。シンガロングを巻き起こし始まったのはライブアンセム「Blah Blah Blah」。SIN(B)とGODRi(Dr)が刻む躍動するリズムと、SHOW-HATE(G)が高らかに鳴らすギターの音色、そしてMAHのパワフルなボーカルとステージプレイを受けて観客は歌い踊った。

SiMは目まぐるしく展開する「WHO'S NEXT」でフロアを焚き付けると、MAHが「まさかのSCANDAL対SiM! 一番驚いているのは我々でございます!」と今回対バンツアーに誘ってもらえた喜びを語る。そして「間違っても絶対口説いたりはしていないんで。見てください。純白……潔白の白です」と自分の白ネクタイをつかんで会場を笑わせた。

本ツアーの東京公演にはゲストとしてキュウソネコカミが出演したが、キュウソネコカミは現在開催中のSiMのツアー「THE EXPERiMENT TOUR 2019」にも出演。キュウソネコカミとの競演時にMAHは、彼らからSCANDAL「瞬間センチメンタル」をカバーしたことを聞いたそうで「考えることは一緒だねと話しました」とSCANDAL楽曲のカバー披露を匂わせる。オーディエンスが興奮する中、SiMはなんと「瞬間センチメンタル」を演奏し始めたが、MAHは「歌えるかーい!」とバッサリ。そして「今はSiMの時間なんで。あとで本物が出てくるから!」と、代表曲「KiLLiNG ME」「f.a.i.t.h」を立て続けに投下し、出番を終えた。

Sleigh Bells「Crown On The Ground」をSEに登場したSCANDALは、HARUNA(Vo, G)が「大阪ー!いきなり新曲やっちゃってもいいですか!?」と煽り、11月6日に配信リリースしたばかりの新曲「最終兵器、君」で演奏をスタート。MAMI(G, Vo)、TOMOMI(B, Vo)、RINA(Dr, Vo)が紡ぐ重厚なバンドサウンドに乗って、HARUNAがハンドマイクでステージ上を軽やかに移動しながら熱唱すると、オーディエンスは拳を挙げて彼女たちのプレイに応えた。

MAMIの高速ギターフレーズが光る「エレクトリックガール」でフロアに高揚感を生み出した4人は、続けてストレートなバンドサウンドの「瞬間センチメンタル」を披露。盛大なシンガロングを巻き起こすと、HARUNAは「この対バンをきっかけにうちらも新しいフェーズに行こうとしているから、今日をきっかけにみんなも新しい扉を開いていこうよ!」と観客に呼びかけた。そんな宣言のあと披露されたのは、プライベートレーベル・herを立ち上げ、最初にリリースしたシングルの表題曲の1つ「マスターピース」。ダイナミックなバンドサウンドとHARUNAの突き抜けるようなボーカルが会場いっぱいに響いた。

HARUNAとTOMOMIのツインボーカル曲「LOVE SURVIVE」が終わると、「声」「STANDARD」とMAMIがメインボーカルを取る楽曲が続く。「STANDARD」では観客とコール&レスポンスを繰り広げ、会場に1つにして見せた。MAMIは対バン決定後、SiMのライブに行った際にMAHに「お互いの流儀でぜひやりましょう」と宣言したという。HARUNAはMAMIの発言を補足するように、多数のアーティストが出演する音楽フェスの舞台で自分たちの音楽に込めた思いがストレートに伝わらず、悔しい思いをしてきたと明かし、「ここ2年ぐらいはワンマンツアーでめちゃくちゃ力を付けて、いつかは最強のライブバンドと一緒にライブをしようと活動してきました。そして今はやっと『うちらは戦える』という自信が付いたので、今日は最強のライブモンスター・SiMをお誘いしました。今日もマジで最強だったし、それぐらいうちらに対して全力でやってくれたことが何よりめちゃめちゃうれしかった」と念願だったSiMとのツーマンが実現した喜びを語る。加えて「最高の夜を作ってくれたSiM、SiMのファン、そしてうちのお客さんありがとうございます! また一緒にライブをやろうよ。SiMのファンもうちのファンも一緒に。そんな未来がめちゃくちゃ見えた夜だったので、皆さんに感謝しています」とオーディエンスを讃えた。

その後「Fuzzy」「Flashback No.5」とアッパーチューンが連投され、フロアの盛り上がりも最高潮に。代表曲の1つ「テイクミーアウト」で大合唱が起こると、4人の演奏にもより熱が込められていく。ラストの「SCANDAL BABY」では、歌うHARUNAにTOMOMIとMAMIがギュッと寄り添うシーンも。名残惜しそうにアウトロを演奏したSCANDALの思いをHARUNAが「大阪最高!」という発言に込め、「SCANDAL TOUR 2019 “SCANDALの対バンツアー”」の幕を下ろした。

SCANDALは2020年2月12日にニューアルバム「Kiss from the darkness」をリリース。3月からはワールドツアー「SCANDAL WORLD TOUR 2020 "Kiss from the darkness"」を開催する。

「SCANDAL TOUR 2019 “SCANDALの対バンツアー”」2019年11月17日 Zepp Osaka Bayside セットリスト

SiM

01. A
02. Blah Blah Blah
03. WHO'S NEXT
04. Faster Than The Clock
05. Amy
06. CROWS
07. GUNSHOTS
08. MAKE ME DEAD!
09. KiLLiNG ME
10. f.a.i.t.h

SCANDAL

01. 最終兵器、君
02. エレクトリックガール
03. 瞬間センチメンタル
04. マスターピース
05. LOVE SURVIVE
06. 声
07. STANDARD
08. Fuzzy
09. Flashback No.5
10. テイクミーアウト
11. SCANDAL BABY

SCANDAL WORLD TOUR 2020 "Kiss from the darkness"

2020年3月7日(土)神奈川県 厚木市文化会館
2020年3月14日(土)北海道 カナモトホール
2020年3月21日(土)福島県 いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
2020年3月22日(日)宮城県 トークネットホール仙台 大ホール
2020年3月28日(土)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2020年3月29日(日)愛知県 江南市民文化会館
2020年4月4日(土)石川県 本多の森ホール
2020年4月5日(日)新潟県 新潟テルサ
2020年4月10日(金)京都府 ロームシアター京都 メインホール
2020年4月11日(土)広島県 上野学園ホール
2020年4月17日(金)福岡県 福岡市民会館
2020年4月18日(土)熊本県 熊本県立劇場 演劇ホール
2020年4月25日(土)東京都 NHKホール
2020年4月26日(日)東京都 NHKホール
2020年4月29日(水・祝)群馬県 ベイシア文化ホール 大ホール
2020年5月2日(土)鳥取県 米子市公会堂
2020年5月3日(日・祝)岡山県 岡山市民会館
2020年5月5日(火・祝)大阪府 オリックス劇場
2020年5月6日(水・振休)大阪府 オリックス劇場
※海外公演のスケジュールは後日発表。

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