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「君は彼方」松本穂香が瀬戸利樹の印象語る「ワンコのようにまっすぐ」

ナタリー

20/11/27(金) 20:15

「君は彼方」初日舞台挨拶の様子。左から瀬戸利樹、松本穂香、瀬名快伸。

劇場アニメ「君は彼方」の初日舞台挨拶が本日11月27日に東京・TOHOシネマズ 池袋で行われ、キャストの松本穂香、瀬戸利樹、監督を務めた瀬名快伸が登壇した。

本作は東京・池袋を舞台にした青春恋愛ファンタジー。自信がなく何事もあきらめやすい性格の女子高生・澪が交通事故に遭い、“世の境”と呼ばれる不思議な世界へ迷い込んでいくさまが描かれる。松本が澪、瀬戸が澪の幼なじみ・新に声を当てた。

イベントでは、アフレコからプロモーションまで2人で過ごすことが多かった松本と瀬戸に、MCが「お互いに改めて伝えたいことは?」と質問。松本は「瀬戸さんみたいに、ワンコのようなまっすぐさを持っている方はなかなかいないなと思う」と答え、「新もそのまっすぐさが表現されている役。新が素敵だったのは、瀬戸さんが声を当てられたからと感じておりまして。厳しい世の中ですが、そのまっすぐさと純粋さを失わないでいてほしい」と伝える。一方、瀬戸は「声がめちゃくちゃいい……です! ふわふわっとした気持ちにさせてもらえます。耳がすごく幸せでした」とコメント。瀬名も「最初に松本さんの声を聞いたとき『あ、澪ちゃんだ!』とすぐに思いました。本当に素敵な声」と松本の声を絶賛した。

キャスト陣が来年の目標を発表する場面も。「アウトドア」を掲げた松本は「もともとの気質もあるんですが、今年はずっとお家にいることが多かった。でも自然が好きなので、来年こそは山や海に行ったりしたいなーという気持ちを込めて」と語るも、念願のキャンプにはなかなか行く機会がないようで「去年の夏から言ってます。今年の秋も言ってました。また冬になって、たぶん来年の夏も言ってるかもしれない……」とこぼした。「優柔不断」な部分を変えたいという瀬戸は、外食でもメニューを選ぶのに時間がかかるそうで「家族でごはんに行くときは、(食べたいものを)どっちも頼んで、残ったときは親に食べてもらいます(笑)。そういうのをなくしたい。1人で食べに行ったときは、本当におなかが破裂するぐらいになることもあります」と笑った。

最後に瀬戸は「この映画にはたくさんの人の思いが詰まっています。僕もこの映画を観ると、すごく背中を押された気持ちになります。皆さんの力でこの映画を羽ばたかせていただきたいです」と挨拶。また松本は「この映画を観て少しでも響くものがあればうれしいです。純粋に映画を楽しんでいただけたら」と呼びかける。そして瀬名が「閉塞感のある世の中ですが、映画にもそういった描写があります。澪ちゃんや新は、そこから必死に前を向いて踏み出そうとする。そこを感じていただきたい」と見どころを語り、イベントを締めくくった。

(c)「君は彼方」製作委員会

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