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BIGBANG G-DRAGON、SOL、D-LITE……グループと異なる個性をソロ活動でどう見せる?

リアルサウンド

18/10/8(月) 10:00

 5人のメンバーのうち4人が入隊し、実質グループ活動を休止しているBIGBANG。現在、末っ子であるV.I(SEUNGRI)が入隊前最後のメンバーとしてソロ活動を行っている。

(関連:BIGBANG、5年連続ドームツアー達成したライブの魅力 BBロス続出の活休前ラストツアーから考察

 数多くあるK-POPグループの中でもセルフプロデュース系として確固たる地位に立つ彼らだが、BIGBANGはデビュー後、比較的早い時期からメンバーのソロ活動を精力的に行ってきている。今回はBIGBANGのメンバー・G-DRAGON、SOL(TAEYANG)、D-LITEのソロ活動に注目して、それぞれの個性を考察してみたい。

■“BIGBANGの顔”G-DRAGON
 “BIGBANGの顔”といえばグループのリーダーであり、プロデュースも担っているG-DRAGONだろう。2009年にリリースされた初のソロ作品『Heartbreaker』は爆発的に売れ、『2009 Mnet Asian Music Awards』でアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

 音楽性はBIGBANGの延長線上ではあるが、高音ラップ、ユニークなヘアやファッション、メイクと、MVを彩る世界観のすべてに彼の個性が溢れている。彼自身がG-DRAGONというブランドといったイメージだが、2014年に発表した「無題 (Untitled, 2014)」はバラード曲で、“ラッパー・G-DRAGON”とは違う魅力を発揮している。

■ソウルフルなボーカリストSOL(TAEYANG)
 BIGBANGのボーカルラインのひとりであるSOL(TAEYANG)は、2008年に1stミニアルバム『HOT』をリリースし、ソロ活動を開始している。ワイルドで野生的なビジュアルに、甘い声にソウルフルで力強い表現力のボーカルスタイルが彼の持ち味だ。

 2009年の「Where U At」では歌の表現やスタイルにもまだまだ幼さを感じさせるが、2017年にリリースされた「WAKE ME UP」では濃厚で大人なSOLの姿が見ることができる。BIGBANGや自身のソロ活動で長い時間を重ねてきた中で、歌、表現、声、スタイル、すべてにおいて成熟されてきたのだろう。

■バラードから歌謡曲まで楽しませるD-LITE
 D-LITEは2009年のデジタルシングル「날 봐, 귀순 (Look at me, Gwisun、日本語タイトル『ナルバキスン』)」でトロット(韓国の演歌)歌手として本格的にソロ活動を開始している[1] 。この曲はいわゆる“歌謡曲”だが、日本でも“宴会企画”と銘打ったアルバムをリリースしており、彼の芸名の由来である「delight(楽しませる)」を体現したような楽しい音楽になっている。

 彼のソロの魅力はBIGBANGの時とは異なるコミカルな姿を見せてくれるところだが、実はバラード曲も聞き逃せない。2014年に日本でリリースされた「Rainy Rainy」[1] では彼の持ち味である温かみのある包み込むような声と、優しい日本語歌詞が相成り、しっとりとしたD-LITEを堪能できる。

■復帰後のBIGBANGからどんな音楽が生まれるのか
 冒頭にも書いたが、現在はBIGBANGの中で入隊前最後のメンバーであるV.Iがソロ活動を精力的に行っている。日本語が堪能でバラエティー番組にも頻繁に出演しているV.Iからは、音楽におけるソロ活動のイメージは薄いかもしれないが、ソロ公演ではBIGBANGの他のメンバーたちに見劣りしないくらいの“アーティスト”としての姿を披露した。

 そのV.Iも来年頭には入隊をするという。「できるだけ早くBIGBANGでの活動を再開したい」ということもあるようだ。実際、空白期間を経て全メンバーが揃い“完全体”として活動を再開するのは、約2年後になる。復帰後、BIGBANGはどんな音楽を楽しませてくれるだろうか。(西門香央里)

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