“ふざけた作品”を必要な人に、劇団献身「知ラン・アンド・ガン!」スタート
20/9/5(土) 13:00
劇団献身 第14回本公演「知ラン・アンド・ガン!」より。(撮影:村田麻由美)
劇団献身「知ラン・アンド・ガン!」が、昨日9月4日に東京・三鷹市芸術文化センター 星のホールで開幕した。
奥村徹也が作・演出を手がける本作は、東京・三鷹市芸術文化センターが2001年から毎年開催している上演企画「MITAKA “Next” Selection」の参加作品。劇中では、隣の豪邸の屋根を削り、少しずつ日光を取り戻す男たちの物語がコメディとして描かれる。出演者には、劇団献身の納葉、加瀬澤拓未、木村圭介、渋谷成増に加え、デス電所の浅見紘至、田口智也、劇団スポーツの田島実紘、柿喰う客の長尾友里花、クロムモリブデンの吉田電話が名を連ねた。
奥村は、作品について「不謹慎だと怒ってしまう人がいたら、すみません。だけど、こういうふざけた作品が必要な人がいるんじゃないでしょうか。僕には必要でした」と思いを述べ、「三鷹は少し遠いですが、うまくバスに乗れれば、劇場まですぐです。フェイスシールドをして、お待ちしております」と来場を呼びかけている。上演時間は約1時間40分。公演は9月13日まで。なお8日と10日の終演後にはアフターコントが披露される。
奥村徹也コメント
初日の幕が開きました。
ただ、いつもと違うのは、突然幕を閉じてしまう可能性があるということです。
今年4月の公演が中止になり、この公演もやるべきかどうか、何度も何度も議論を重ねました。
とんでもないストレスの日々でしたが、そのストレスは全て笑いに変えて、作品に乗せられたと思います。
不謹慎だと怒ってしまう人がいたら、すみません。
だけど、こういうふざけた作品が必要な人がいるんじゃないでしょうか。
僕には必要でした。
すでに完売回が出ていますが、どうせ当日ドタキャンされて、席が空くんです。知ってます。だから、フラッと遊びに来てください。
三鷹は少し遠いですが、うまくバスに乗れれば、劇場まですぐです。
フェイスシールドをして、お待ちしております。
MITAKA“Next”Selection 21st 劇団献身 第14回本公演「知ラン・アンド・ガン!」
2020年9月4日(金)~13日(日)
東京都 三鷹市芸術文化センター 星のホール
作・演出:奥村徹也
出演:納葉、加瀬澤拓未、木村圭介、渋谷成増、浅見紘至、田口智也、田島実紘、長尾友里花、吉田電話
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