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猿に威嚇され、川に落ちた…梅津瑞樹の1st写真集「その丸木舟の行く先」発売&重版決定

ナタリー

20/10/9(金) 18:00

梅津瑞樹ファースト写真集「その丸木舟の行く先」(主婦と生活社)表紙

梅津瑞樹の1st写真集「その丸木舟の行く先」が10月23日に主婦と生活社より発売される。

梅津の初となる写真集には、屋久島ロケで撮り下ろされた写真のほか、ロングインタビューが掲載され、また本人執筆の私小説も収録される。数日間にわたった撮影について梅津は「当初は“日を追うごとに顔がやつれないかな”と不安でしたが(笑)、フタを開けてみるとずっと自然体でいることができました」と振り返る。また、ボス猿に敵意をむき出しにされたり、川に落ちたりしたエピソードを語った。

このたび、発売前にもかかわらず写真集が重版されることに。梅津は自身の情報が拡散される様子を胞子のそれに例え、「エイリアンの様な自分を想像してちょっと面白いなと思う」と、彼らしい言葉選びで喜びを表し、「同時に、薄れることのない密度ある個として生きねばならないと強く思いました」とコメント。「屋久島への僕達なりのアプローチ。お楽しみいただければ幸いです」と思いを述べた。「その丸木舟の行く先」は税込3300円。梅津のコメントは以下の通り。

梅津瑞樹コメント

撮影について

数日間にわたる撮影自体が初めてなだけに、当初は“日を追うごとに顔がやつれないかな”と不安でしたが(笑)、フタを開けてみるとずっと自然体でいることができました。印象的なのは、一緒に写真を撮れないかなと思って近づいた猿の群れのボス猿に歯をむき出しにして威嚇されたこと。動物とはいえ、生の感情をぶつけられることは滅多にないので、なんだか楽しかったです。この感情の渦こそがエモだなって、思いました(笑)。あと撮影中に、川に落ちました。水辺でパシャパシャしていると、いい年して盛り上がってきちゃうんですよね。スタッフさんからさんざん“気をつけて”と言われていたのに、苔で滑ってドボン(笑)。この年で川に落っこちるなんて、そうそうないことですよね。もしかしたらこれが人生で最後の経験かと思うと、印象深い出来事です。

重版の決定を受けて

おかげさまで僕のファースト写真集「その丸木舟の行く先」の重版のお知らせをいただきました。ありがとうございます。こうして、僕という存在の情報がまるで胞子のように拡散していくことを思うと、エイリアンの様な自分を想像してちょっと面白いなと思うのと同時に、どれだけ情報がペーストになろうと、薄れることのない密度ある個として生きねばならないと強く思いました。屋久島への僕達なりのアプローチ。お楽しみいただければ幸いです。

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