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乃木坂46 白石麻衣、多種多様な楽曲に対応できる歌唱力 鈴木雅之とのコラボパフォーマンスを機に振り返る

リアルサウンド

19/12/4(水) 7:00

 本日、12月4日放送の『2019 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)第1夜にて、秋元康が番組のために書き下ろしたデュエットソングを鈴木雅之と乃木坂46の白石麻衣が初披露する。

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 秋元康が番組のために楽曲を書き下ろすのは、先週『ベストアーティスト2019』(日本テレビ系)の「ハモリメドレー」コーナーでAKB48が歌唱した「愛する人」に続けて今年2回目だ。昨年は、『2018 FNS歌謡祭』第2夜にAKB48、乃木坂46、欅坂46、IZ*ONEからなるスペシャルユニット・IZ4648に「必然性」を書き下ろしていた。しかし、デュエットソングの書き下ろしは珍しく、2017年にAKB48のアルバム『サムネイル』に収録された山本彩と稲垣潤一のデュエットソング「過ち」以来となる。

 ファッションモデルとして乃木坂46のフィールドを広げ、昨年に続き今年も多くのCMに出演したグループの顔・白石麻衣。一般的には乃木坂46の華の一人として、認識されていることが多いだろう。昨年、『キリン 氷結』のCMにて、東京スカパラダイスオーケストラと「Paradise Has No Border」でコラボレーションした和太鼓の演奏は、その一例だ。けれど、今回デュエットソングを披露することが表しているように、白石には乃木坂46の歌唱力メンバーという一面もある。

 白石がグループに加入したのは、もともと音楽系の専門学校に通っている際に、先生から乃木坂46のオーディションがあることを教えられたことがきっかけ。その伸びやかな歌声は高山一実とのユニット・WHITE HIGHの楽曲「渋谷ブルース」、歌唱力に定評のあるメンバー5人(衛藤美彩、川村真洋、桜井玲香、白石、高山)でのユニット曲「私のために 誰かのために」など、グループ初期から発揮されていた。特に「私のために 誰かのために」は、先日の『乃木坂46 3・4期生ライブ』でも歌い上げる楽曲として披露されており、乃木坂46の歌唱力ユニットの礎を築いた一人に白石がいる。

 白石の特徴は、様々なジャンルの楽曲でメインボーカルを張っていることだ。白石が単独センターを務めたのは、6枚目シングル「ガールズルール」、20枚目シングル「シンクロニシティ」の2作。彼女のソロ曲「オフショアガール」は、AKB48グループでも歌われるほどの垣根を越えた人気曲となっている。ほかにも、ミディアムナンバーの「立ち直り中」、ダンスチューンの「世界で一番 孤独なLover」と幅広く、特に「世界で一番 孤独なLover」はアレンジを変えてライブで何度も披露されており、白石のソロから突入するバージョンも多い。2人でのユニット曲だけでも、西野との「心のモノローグ」や松村との「流星ディスコティック」、齋藤飛鳥との「のような存在」など、数多くの楽曲が存在するが、ペアの関係性のほかに安定した白石の歌唱力も人選の一つにあるはずだ。

 乃木坂46以外でも、2015年に『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)にて和田アキ子、一青窈、高橋みなみ、西野七瀬、生田絵梨花と「夜空ノムコウ」を、槇原敬之、高橋、西野、生田と「林檎殺人事件」を歌唱。なかでも、杏里とともに歌った「悲しみが止まらない」は、「ガールズルール」や「オフショアガール」のような爽やかなイメージを帯びつつも、大人の恋愛を歌ったAORサウンドに白石の歌声が乗った瞬間だった。CMにおいても、「バイトル」では〈離したくはない〉とカラオケで熱唱、「ソフトバンク」ではギガ国物語シリーズで「俺ら東京さ行ぐだ」の替え歌を、『Google Pixel』では「東京ブギウギ」の替え歌、と白石が歌唱する場面は多い。

 そして、今回『FNS歌謡祭』でともにするのは、鈴木聖美との「ロンリー・チャップリン」や菊池桃子との「渋谷で5時」など、デュエットの帝王と呼ばれる鈴木雅之。秋元康が2人にどのような楽曲を書き下ろすのかは、オンエアを観てみないと分からないが、これまでの乃木坂46の楽曲とは一線を画したテイストの楽曲を歌い上げる白石を目の当たりにできるかもしれない。(渡辺彰浩)

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