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SixTONES、「車でカラオケ歌ってみた」100万回再生突破 「Car Karaoke」から伝わる独自の歌唱センス

リアルサウンド

20/3/7(土) 6:00

 2月28日にSixTONESのYouTubeチャンネルで公開された動画「車でカラオケ歌ってみた」の再生数が100万回を突破。動画に寄せられたコメントも8000件を超えるほどの反響が寄せられていた。

SixTONES -Car Karaoke「車でカラオケ歌ってみた」

 こんなにハイテンションかつハイクオリティな車カラオケが存在し、実際に都内を走行していたことに驚くばかりだが、改めてSixTONESの歌唱力について振り返ってみたい。

SixTONESの歌声にはどんな魅力があるのか

 SixTONESのメインボーカルとして京本大我、ジェシーが据えられているが、メンバー全員がしっかりとした歌唱力のあるグループ。どのソロパートを聞いても安定した歌声が聞こえてくる。

 京本大我はミュージカル等の舞台に出演してきただけに、その歌唱力はお墨付き。伸びやかな高音域を担当する京本、特に「Imitation Rain」のソロパートは、楽曲の世界観を強く印象付ける重要なパートを担う。そこへジェシーの伸びやかで厚みのある低音が重なることで、重厚感のあるハモリへと変わる。即興でのハモリもお手の物。メインボーカルに相応しいペアだ。

 繊細なラップでリズムを刻む田中樹。メロディに乗せきれないストレートな思いが伝わってくる。森本慎太郎の聴く者を包み込むようなキャラメルボイス、松村北斗の透明感とセクシーさが入り混じる歌声に癒され、髙地優吾の真っ直ぐな歌声に素直な気持ちにさせられる。また、髙地のボイスパーカッションと田中のラップとの重なりは、SixTONESの持つ勇猛さを演出している。

 バラエティ色の強いキャラクターと、歌っているときのギャップが激しすぎるSixTONES。たまたま動画を観た初見の人は、かなり驚くことだろう。

SixTONESの歌声がもたらすもの

 ビジュアルはもちろん、ステージでのパフォーマンスに爆笑トークと、何をしてもどこを切り取ってもSixTONESの魅力に溢れるのだが、シンプルに楽曲だけを聞いていても満足度が高い。聴くだけでパワーがもらえたり、しっとりときかせてくれたり。ささくれ立った心を抱きしめてくれるような甘い声、恋する気持ちにさらに追い打ちをかけてくるセクシーボイス……で耳からもアプローチしてくるので気が抜けない。

 オリジナル曲のほかに、先輩たちの楽曲をたくさん歌ってきた彼ら。本家に負けず劣らずなクオリティを誇るのは、安定した歌唱力に加えて彼らの気持ちの入れ方が大きいこともあるだろう。

 楽曲の持つ世界観を汲み、独自のアレンジやセンスが光るエッセンスを加え、SixTONESの世界観をくぐらせる。慣れ親しんだ楽曲に新鮮さをもたらし、双方の楽曲をどちらも聞きたくさせるパワーがある。

 さて、ドライブ動画では、出発と共に「NEW WORLD」からスタート。助手席のジェシーがエアドラムをはじめ、後部座席から髙地も参戦。こんなにはしゃぐ同乗者を乗せて安全運転をしていた田中の彼氏感ったらない。楽しそうに口ずさんだり、時にはジーンと浸ってみたりと、当日は日本一騒がしいドライブだったことだろう。

 その中で、田中がJr.時代の楽曲を音源化したいとコメントしていた。ファンの気持ちを代弁していて、“グループいちモテる”と言われる理由が理解できたのだが、それより何より、自分たちの楽曲を大切に想う気持ちが伝わってきた。CDを手にした所有感の喜び、聞けば聞くほど楽曲の良さが際立ってくる「Imitation Rain」、どうしてここまでファンの気持ちが分かるのか!と感心したが、彼らはファン以上にSixTONESが好きなのだと改めて思わされた。

 終始楽しく観ていた動画だが、愛おしさもあれば、夢を叶えてきた達成感もあり、見終えるとジーンと胸に迫るものがあった。今後、シングルやアルバムリリースの際にはドライブにでかけ、6人と一緒にCDを聞きながらファンをいろんな場所に連れて行って欲しい。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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