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小日向文世の主演ドラマ「欠点だらけの刑事」第2弾放送、工藤阿須加が新人刑事に

ナタリー

左から一ノ瀬貴一役の工藤阿須加、百野冬美男役の小日向文世、万城目千鶴役の森口瑤子。

ドラマスペシャル「欠点だらけの刑事」が9月22日にテレビ朝日系で放送される。

本作は、2018年2月に放送された第1弾に続くミステリー。潔癖にして神経質、こだわりが強くて人間嫌い、トラウマだらけで臆病者、自分の興味がないことには無関心な刑事・百野冬美男を小日向文世が演じる。今作では、人気収納家・長谷川凛子の自宅から見知らぬ男の遺体が見つかった事件が軸に。空き巣犯が仲間割れの果てに殺人を引き起こし、床下に遺体を隠して逃走したものと考えられたが、現場のあちこちに気になるところを見つけた百野は独自に捜査を開始する。

百野とコンビを組むことになる新人刑事・一ノ瀬貴一役で工藤阿須加が出演。百野が勤める南葉署の副署長・九十九健作に林家正蔵、百野の元妻・橋本紗代に西尾まり、紗代の再婚相手である橋本岳太郎に大谷亮介、南葉署の刑事課長・万城目千鶴に森口瑤子が扮する。また凛子役に原沙知絵、凛子のライバルである収納家・亀田亜希恵役に安藤玉恵がキャスティングされた。

小日向は「百野は笑わない人間ですが、実は1カ所だけ笑うシーンがあるんです。普段笑わない人間が笑うシーンはみどころです。あと、百野は昔のトラウマで苦手なものがさまざまあるのですが、そのトラウマのシーンがたくさん出てくるところも楽しいですよ」とドラマをアピールしている。

櫻井剛が脚本、近藤一彦が監督を担当した「欠点だらけの刑事」は20時から放送。

ドラマスペシャル「欠点だらけの刑事」

テレビ朝日系 2021年9月22日(水)20:00~21:48

小日向文世 コメント

再び百野冬美男を演じた感想

ちょっと特殊なキャラクターである百野冬美男をもう一度演じることができて、とてもうれしかったです。ただ、前作よりセリフも多かったので、そこは大変でした。百野は言葉が口からパーッとよどみなく出るタイプなので…(笑)。
こういうキャラクターはありそうでないですから、とにかくリアリティーを持たせることに力を入れました。「小日向さんってもしかしてこういう人?」なんて思わせることができたら、役者として本望ですね。もちろん、実際の僕とは全然違いますけど…(笑)。百野は相手を傷つけることなど気にせず、どんなことでもズケズケ言いますが、僕自身はまわりを気にして口にしないことが多いですから!笑

百野と自身が似ているところ

細かいことに固執しちゃうところでしょうか。たとえば「今日はこれを着よう」「この眼鏡で行こう」と思っていたのにそれが見つからないと、家中探し回って見つかるまで出かけられないことがあります。劇団時代は、それが原因で遅刻したこともありました。

工藤阿須加と共演してみて

森口瑤子さんが演じた前作のパートナー・万城目千鶴は口うるさい設定でしたが、今回、工藤くんが演じる一ノ瀬貴一は体力が取り柄というタイプだから、百野は最初から相手にしていないんです。でも最後の最後で少し距離が縮まるところがあるので、そこを見ていただきたいですね。
工藤くんとは撮影の待ち時間にいろいろな話をして、楽しかったですね。まさかお父さん(=福岡ソフトバンクホークス・工藤公康監督)のしつけがあんなにも厳しいとは! よくぞねじ曲がらず、素直な青年に育ったなと感心しました(笑)。

撮影で印象に残っていること

監督がとにかくにぎやかな人で…。声は大きいし、なんでも自分で動いちゃうし、日々現場で走り回っているんですよ。ずーっと大声で喋りまくるもんだからセリフ覚えに集中できなくて、“集中させてくれ!”って思ってました(笑)

視聴者へのメッセージ

百野は笑わない人間ですが、実は1カ所だけ笑うシーンがあるんです。普段笑わない人間が笑うシーンはみどころです。あと、百野は昔のトラウマで苦手なものがさまざまあるのですが、そのトラウマのシーンがたくさん出てくるところも楽しいですよ。刑事ドラマにはなかなかいない変わったキャラクターなので、ほかにはないミステリーを楽しんでほしいですね。

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