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BALLISTIK BOYZが語る、EXILE TRIBE史上初のグループスタイルで挑む“海外進出”への道

リアルサウンド

19/11/1(金) 18:00

 メンバー全員がマイクを持ち、歌、ラップ、ダンス、アクロバットまでをこなすEXILE TRIBE史上初のグループ、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE。5月にアルバム『BALLISTIK BOYZ』でデビューを果たし、この夏は全国各地のフェスはもちろん、Jr.EXILE世代のグループ4組がバトルを繰り広げたライブイベント『BATTLE OF TOKYO~ENTER THE Jr.EXILE~』でも堂々としたステージングでオーディエンスにその姿を印象付けた。そんな彼らが10月23日に1stシングル『44RAIDERS』をリリースした。

 国際的に活躍できる人材を育成する「PROJECT TARO」でNYでキャリアを積んだメンバーが在籍するなど、結成当初からインターナショナルな活動を視野に入れてきた7人。名刺代わりといえる1stシングルに込めた狙いや、9月に行った初の海外遠征について、そしてついに決定した1stツアー『BBZ』などについてもじっくり語ってもらった。(古知屋ジュン)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】

日髙「あの4日間は僕ら全員のスイッチが切り替わった瞬間だった」

――デビュー以降の流れを振り返ると、ビッグイベントだった『BATTLE OF TOKYO』は外せないところかと思います。振り返ってみていかがでしたか?

海沼流星(以下、海沼):メジャーデビューしてからすぐの大舞台だったので、個人的には不安があったのですが、リハーサルから本番にいたるまで、先輩方の背中に学べた部分がすごく大きかったです。あの場に参加できたからこそ、今現在の自分たちがあるのかなと思ってます。

奥田力也(以下、奥田):先輩方がこれまで苦労して築き上げてきたライブ作りなどのノウハウを、あの短い期間で実際に背中を見ながら学べたことには本当に感謝しています。先輩方から直接アドバイスをいただけたりしたのも嬉しかったです。

深堀未来(以下、深堀):おそらくみんなが、デビューしてからの期間で一番成長できた機会だったのかなと思います。ステージで7人でのマイクリレーやアクロバットといった自分たちの特徴をしっかり見せようということは、みんなの共通認識としてありました。あと、僕らは参加グループの中で一番後輩ではありますけど、一番堂々としているくらいの‟やんちゃ感”は意識しましたね。

――デビューしたての佇まいというより、先輩たちを‟食ってやろう”的な気迫がすごかったと思います。

日髙竜太(以下、日髙):あの4日間は僕ら全員のスイッチが切り替わった瞬間だったと思います。「やってやるぞ」という思いに、さらに火がついたというか。あの場で自分たちのパフォーマンス面での強みやこの7人なりのチームワークについても改めて認識できましたし、逆に自信が湧いた部分もありました。

加納嘉将(以下、加納):僕らはこれまでとは違ったスタイルのグループだからこそ、先輩たちに負けないような個性を出そうと頑張った4日間で、竜太くんが言うように自信を持てた部分もあり、悔しい部分もあり……。やっぱり、先輩たちのパフォーマンスする姿にすくなからずスキルや経験の差を感じた部分はありました。自分たちだけでももっと大きなステージに立てるようにはどうするべきか、いろんなことを考えた期間でした。

砂田将宏(以下、砂田):僕や力也は小さい頃からキッズダンサーとしてEXILEさんのライブなどにサポートとして参加してきて、ずっと先輩方に夢を与えてもらってきたんです。そんな方々と一緒にライブをするというのは、デビューと同じくらいの大きな出来事でした。これまではいちオーディエンスとしてライブを観る機会が多かったんですが、いざ自分がメインの柱の一つであるBALLISTIK BOYZとしてライブを作っていく過程で、改めてLDHの作るライブってすごいな! ということと、みんなが言っているように先輩たちのすごさも肌で感じました。

松井利樹(以下、松井):個人的に、アーティストになりたいという夢を持って背中を追いかけていたのがJr.EXILE世代の先輩方だったので、その憧れの存在と同じステージに立てたというのは、ある意味、夢が叶った瞬間でした。同時に、頭がパンクしそうなくらい情報を吸収させてもらったことで、まだまだ自分たちに足りない部分も明確になったと思います。

――そんな経験を経て、1stシングル『44RAIDERS』がリリースされました。公開されているMVでは、高い身体能力を要求されるパルクールを披露するシーンが印象的です。

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE / 「44RAIDERS」 Music Video

砂田:僕らにとっても初の挑戦でした。先輩のZENさん(全米チャンピオンにも輝いた日本人初のプロパルクールアスリート)のクルーの方々に教わって練習を重ねたんですが、MV撮影の日にセットに合わせて1人ずつの動きを決めていったので、かなり緊張感がありました。1人何テイクも撮影しました。

松井:すぐ技をポンポン習得できたメンバーもいましたけど、僕が一番下手くそだったかも。ダンスとかアクロバットとはまったく別物で、本当に苦戦しました。難しかった……!

奥田:練習場所は床も柔らかいので安心感があったんですけど、スタジオはコンクリートだし、気を抜くとケガしちゃうから、なかなか最初の一歩が踏み出せなくて(笑)。でもそれまでに練習は重ねてきたので、本番はうまくいったかな。

日髙:メンバーそれぞれが違う技に挑戦しているのも見どころだと思います。

――曲中でBPMが違う部分もあったりするので、1曲でバラエティに富んだダンスが楽しめるのも興味深いです。振りはみなさんで手掛けたとか。

深堀:僕がサビを作ったんですが、初めて聴いたときに1stアルバム収録の「テンハネ -1000%-」とはまた違うオトナな雰囲気を感じたので、シャープでちょっとかっこいいスタイルにしたいと思って。歌詞を振りで表現しようと試みた部分もあるので注目していただきたいです。MVのソロ部分では、それぞれフリースタイルを披露しています。

――そしてこの曲でもみなさんのマイクリレーが楽しくて。

日髙:ラッパーチームもボーカルチームも、前回のアルバムの楽曲にはなかったような歌い回しや声の出し方にトライしています。僕らボーカルは、ラップのようにアタックをしっかりつけながら歌っているパートもあったり、この曲でより新しい引き出しが増えたと思います。アルバムのレコーディングや、『BATTLE OF TOKYO』で先輩方に刺激を受けた、今の自分たちだからこそできる表現というのも加わったかなと。

海沼:竜太くんが言ったように、ラッパーチームも‟声”をすごく大事にしてレコーディングに臨んでいます。当たり前ですが、耳で楽しんでもらうには声で伝えるしかないじゃないですか。アルバムを出してからいろんなステージで客席の反応を見てきて、「お客さんに楽しんでもらえるのは、自分のこういう声なんだ」とわかってきたこともあって、自分の中でのレパートリーが増えてきて。この「44RAIDERS」では声の質感を大事にしながら、勢いのあるリリックやサウンドの魅力も殺さないように意識して歌っています。

――〈いつかのkidsがking奪う 名シーン〉とか、リリックのギラギラ感が強烈ですよね。

海沼:自分たちの曲ながら、なかなか攻めていますね(笑)。

砂田:今回はBALLISTIK BOYZのことをより詳しく知ってもらおう、というコンセプトのもとに、楽曲もMVも作られているところがあって。リリックはあまりマイルドに丸めずに、尖った状態をそのまま表現しているような部分があって、この曲ではそれがより自分たちらしさを際立たせているんじゃないかと思います。

海沼「ツアーに向けてどんどん発信していきたい」

左から、砂田将宏、深堀未来、海沼流星、日髙竜太、加納嘉将、松井利樹、奥田力也。(写真=石川真魚)

――もう1曲の「Most Wanted」はサビでBALLISTIK BOYZを連呼していて、これまた強烈なインパクトがあります。

砂田:初めて聴いたとき、メンバーみんなで「うぉおおお!」ってなりましたもんね。もはや中毒性しかないです。

日髙:まだ振りは完成してないんですが、音源を聴いているだけでもすごくアガるんですよ。

松井:一言でいうと、面接の自己PRのときに歌いたい曲(笑)。一発でわかってもらえるくらいに僕らのスタイルを詰め込んだ、‟THE BALLISTIK BOYZ”な楽曲なので。ライブで披露するときには一言一言のフレーズをお客さんと一緒に歌いたい!って勝手に思っているんですよね。〈GO! GO!〉とか、みんなと歌って盛り上がりたい。

――なんとなく、1stツアーを想定して作られた曲なのかなと思いました。

砂田:僕らもライブを想定しながら、「こういう感じでパフォーマンスできるかな」とイメージしつつレコーディングしました。

――アルバムの楽曲にもありましたが、この楽曲もO.M.W(OLDMAN WILDEN’/P-CHO、JAY’ED、NAOtheLAIZAによるプロデュースチーム)のプロデュースですね。

奥田:ラップパートに関しては、もう最初に聴いたときに「これ絶対CHOさんが作ったな」とわかったくらいの‟らしさ”があります。でも、レコーディングでCHOさんが「自分のやりたいようにやっていいんだよ」って言ってくださって、その上で「ここはもう少しこういう風にしてみたら?」とよりよく聴かせるためのアドバイスもいただきました。ラップの気持ちよさも感じつつ、アドバイスいただいた部分以外でも、自分の個性をどう出すかというのを意識して臨んだら、上がったのを聴いたCHOさんも「めっちゃいいね!」って言ってくださいました。

加納:ボーカル部分については、歌の中でのアタックやリズムの取り方をJEY’EDさんが付けていて、そこがポイントだと解釈していました。イメージをきっちり作って録るよりも、いろんな方向性からのアプローチがあったほうがいいのかなと思って、実際のレコーディングでも自分の思うままに歌ってみたものと、まったく真逆のアプローチと、どちらでも歌ってみたりと試行錯誤しました。‟メロラップ”みたいな、ラップっぽくリズムがタイトなパートもあるので、歌を立たせるのか、リズムやグルーブに寄せたほうがいいのかをあまり決め込まず、いろいろ試した結果が今回の音源になっています。

――歌詞やラップは大半が英語ですが、こういう曲でみなさんの真価が発揮される部分もありそうです。

砂田:「44RAIDERS」も含めてこのシングル自体が海外を意識した作風で、海外進出という僕らが作っていきたい新しい道のり、そこへ踏み出すきっかけになるような作品になったと思っています。

――海外進出といえば、9月にはマレーシアと台湾で行った初の海外遠征が話題になりました。

日髙:それぞれ、日本とは全然違う反応だったり空気感でした。僕は現地の言葉が話せない分、しっかりパフォーマンスで届けなければいけないと思ったので、日本でのイベントとはまた違ったエナジーみたいなものが湧いてきて……結果的に言葉が通じなくてもいいパフォーマンスを届ければ、その分もいい反応が返ってくるというのをリアルに感じました。あの感覚は忘れたくないです。

砂田:マレーシアでは英語が通じるので、MCは英語にして流れは事前に決めたりしていたんですけど、想像以上に盛り上がったので、途中からアドリブを入れたりしてましたね。台湾は中国語メインなので、中国語を習っていた利樹がグループ紹介とかをやってくれました。

松井:いやいや、中国語はまだ全然で(照笑)。

奥田:特にマレーシアの人たちは、アーティストを見て盛り上がるというよりも音楽のビートに反応するというか、「この音楽ヤバいな」と思ってもらえるほどリアクションがよくなるところがあって、そこはわりとアメリカ的だと感じました。海外で自分たちの日本語のオリジナル曲だけでパフォーマンスということで「大丈夫なのかな?」と不安に思っていた部分があったんですけど、言語はもちろん関係あるけれども、自分たちなりの全力のパフォーマンスをぶつけることで、そのハードルを超えられるところがあるんだとわかってうれしかったです。

――海外進出の第一歩といえるイベントを振り返ってみて、どうでした?

砂田:確実に僕らの目指す目標に一歩近づいたと感じる部分があったのと同時に、その難しさや現実を知った部分もありました。どこまで今の自分たちの力が通用するのか、実際に行ってみないとわからない部分がたくさんあります。

日髙:「こういう部分がまだまだだから、できるようになりたい」とか、それぞれ自分と向き合って考える時間が多かったと思います、いい経験でした。

深堀:言語や文化の違いはもちろんありつつ、さっき竜太くんがいったようにいいパフォーマンスをやればやるほどきちんと評価してくれて、実力があれば受け入れてくれる懐の深さも感じました。次の機会には自分たちのやることに自信を持って全力で向かうだけなのかな、と思います。

――来年は『LDH PERFECT YEAR』の一環として1stツアー『BBZ』も決まりました。先輩のTHE RAMPAGEが長い全国ツアーをきっかけにパフォーマンス力をぐっと上げて、全国での認知度も高めた実績があるので、みなさんのツアーも楽しみです。

海沼:僕らのYouTubeチャンネルもできたので、ツアーに向けてどんどん発信していきたいと思っています。デビュー前に行ってきた武者修行でも各地ですごく歓迎していただいた記憶がありますし、LDHファンのみなさんはもちろん、それ以外の方々にももっと僕らのことを知っていただけるようにこれから頑張っていきたいです。

砂田:初めて行く地域もあるのでもちろん不安もありますが、公演を重ねるごとにリピーターを増やしていけるようなツアーにできたら。たくさんの方に来ていただけたらきっと追加公演もできると思います!

加納:メンバーの地元の会場もけっこうあるので、僕ら自身も待ち遠しくて仕方ないです。僕もツアーで地元の仙台に行けたら嬉しいですね。

日髙:今回はホールツアーになりますが、与えられた環境の中で最大限に自分たちの魅力が発揮できるようなライブを作り上げたいと思っています。今はただかっこいいものを届けることだけが、BALLISTIK BOYZとしてやるべきことなのかなと。EXILE TRIBEらしさは受け継ぎつつも、この7人だからこそ表現できるエンタテインメントを見せていきたい。僕らはEXILE TRIBE初のスタイルのユニットということで、新しいと思ってもらえるのは当たり前な部分があると思うんです。そこに甘えることなく、期待をいい意味で裏切ることができるように、しっかりみんなでアイデアを出し合って作り上げていきたいですね。

(取材・文=古知屋ジュン)

■リリース情報
『44RAIDERS』
10月23日(水)発売
【CD+DVD】価格:1,636+税
【CDのみ】価格:909円+税

<収録内容>
CD: 2曲4トラック収録
1. 44RAIDERS
2. Most Wanted
3. 44RAIDERS (Instrumental)
4. Most Wanted (Instrumental)

DVD:1曲収録
1. 44RAIDERS (Music Video)

■公演情報
『BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2020 “BBZ”』
2月14日(金)【島根】島根県民会館 大ホール
2月16日(日)【熊本】熊本城ホール
2月22日(土)【群馬】ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
2月28日(金)【広島】広島文化学園HBGホール
3月1日(日)【山梨】YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
3月6日(金)【兵庫】神戸国際会館こくさいホール
3月8日(日)【和歌山】和歌山県民文化会館 大ホール
3月10日(火)【東京】昭和女子大学 人見記念講堂
3月11日(水)【東京】昭和女子大学 人見記念講堂
3月14日(土)【静岡】静岡市民文化会館 大ホール
3月19日(木)【愛知】名古屋国際会議場センチュリーホール
3月23日(月)【大阪】大阪国際会議場グランキューブ大阪メインホール
4月2日(木)【栃木】宇都宮市文化会館
4月3日(金)【茨城】ザ・ヒロサワ・シティ会館(茨城県立県民文化センター)
4月15日(水)【長崎】長崎ブリックホール
4月18日(土)【大分】大分 iichiko グランシアタ
4月19日(日)【宮崎】宮崎市民文化ホール
4月23日(木)【福岡】福岡サンパレス
4月25日(土)【山口】周南市文化会館

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<応募締切>
2019年11月14日(木)まで

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