第一章「クールベと自然」展示風景。左はギュスターヴ・クールベ《岩山の風景、ジュラ》1856年
第一章「クールベと自然」展示風景 右はギュスターヴ・クールべ《セイ=アン=バレーの水車小屋》1858年
第三章「クールベ以前の海」 展示風景 左 ラ・トルネーズ(1823年建造) 右 スピーディー(1828年建造)
第四章「クールベと同時代の海」展示風景。左の壁の作品はクロード・モネで左が《アンティーブ岬》1888年、右が《アヴァルの門》1886年。右の壁の作品はモネの師匠であるウジェーヌ・ブーダンの作品で、左が《ブレスト、停泊地》1872年、右が《浜辺にて》。クールベはブーダンと連れ立って戸外に制作に出たり、モネを大切な年下の友人として付き合いがあり、お互いに刺激を受け合う仲であった。
第五章「クールベの海」展示風景。左から、ギュスターヴ・クールベ《波》1870年、《波》1869年、《波》1869年。どの作品も浜辺や人、船を描かず、ただ波と水平線を描いている。特に波が崩れた瞬間の描写を非常に丁寧に描いており、近くで見ると白い部分はパレットナイフで若干盛り上がるように描いている。本展では彼が描いた海景画11点が展示される。
第五章「クールベの海」展示風景。左から、《波》1869年、《水平線上のスコール》1872-73年、《海》1875年。これらは、クールベが故郷のオルナンやスイス滞在中に描いたもの。海から遠く離れた場所でも、クールベは思い出を頼りに海の風景画を描きつづけていた。