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「名画座かんぺ」発行人による極私的旧作邦画オススメ

のむみち

名画座かんぺ発行人

逝ける映画人を偲んで2017-2018

『どろ犬』8/10、22 国立映画アーカイブ 特集「逝ける映画人を偲んで2017-2018」(6/29〜9/1)で上映 数年前、わたしの大木実好きを知る友人がくれた3枚のスチール。それが本作『どろ犬』のスチールでした。調べても過去に上映されたような情報もなく、「ひょっとして公開以来、初の上映なのでは?!」くらいレアな作品のようです……! 1964年の作品で、1964年といえば、大木実が東映に移って2年目。移ってすぐに鶴田浩二らの脇に回った大木実の、ひょっとすると東映で最初で最後の主演作なのかもしれません(フィルモグラフィー見る限り)。ファンとしては鼻息も荒くなろうというものです。 今回は、佐伯孚治監督と美術の中村修一郎氏を追悼しての上映とのこと。佐伯監督は、調べてみると、本作が監督デビュー作で、この後労働争議関連で惜しくも干されることとなり、その後テレビで活躍、劇場公開作は、本作と1984年の『高原に列車が走った』の2作のみ。その意味でも大変貴重な機会でありますかと。原作は結城昌治の『夜の終わる時』(第17回日本推理作家協会賞)。公開は1964年4月でオリンピック直前。ロケシーンはあるのか、もしあれば貴重な風景が見られるに違いありません。わたしは朝から並ぶ所存です!!

19/8/7(水)

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