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水先案内人のおすすめ

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歌舞伎とか文楽とか…伝統芸能ってカッコいい!

五十川 晶子

フリー編集者、ライター

六本木歌舞伎 第三弾『羅生門』

今は亡き十八代目中村勘三郎が、10年ほど前に雑誌の対談で市川海老蔵にこう言ったという。 「成田屋の家の芸は荒事なんだし、海老蔵が新作をやるなら、最後は地球を投げるくらいのことをやってほしいね」。当時の製作発表会見で、これが六本木歌舞伎のきっかけとなったと、海老蔵が語っていた。たしかに新作歌舞伎が“市民権”を得はじめていた時期だったが、荒事の新作歌舞伎は生まれていなかった。 海老蔵と中村獅童が立ち上げた第1弾は、宮藤官九郎作の『地球投五郎宇宙荒事』。楽屋で顔をするふたりのやりとりから始まるという、メタ歌舞伎な冒頭が印象的だった。そして第2弾は『座頭市』。成田屋代々の目力をあえて封印した猛烈ス...

19/2/17(日)

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