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アートのみかた
村田 真
美術ジャーナリスト
終わりのむこうへ : 廃墟の美術史
18/12/8(土)～19/1/31(木)
渋谷区立松濤美術館
廃墟の写真展ならたくさんあるが、廃墟の美術展はありそうで意外となかったなあ。廃墟の絵といえば、古典主義のクロード・ロランからパンニーニ、ピラネージ、ユベール・ロベールを経て、ロマン主義のフリードリヒにいたるまで連綿と続く系譜がある。でも同展では残念ながら油彩画は少なく、大半は版画。その代わり見ごたえがあるのが、近代以降の日本の廃墟画だ。明治初期に渡欧して廃墟のある風景を描いた百武兼行や松岡壽、戦前戦後の...
19/1/26(土)
