岡田准一のアクションに圧倒される。前作のアクションも凄かったが、シリーズ第2作目のこの映画でも、冒頭のカーアクション、そして団地を丸々一棟貸切り、巨大な足場を作っての団地アクションには驚かされた。何しろ鉄骨の足場を崩しながら、彼が駆けぬけるシーンは、全盛期のジャッキー・チェン作品を彷彿とさせるほどで、今回主演兼ファイトコレオグラファーとしてクレジットされているのも、大いに納得できる。4年前のある事件で接点のあった車イスの少女ヒナコ（平手友梨奈）との再会、そして表向きは安全な街作りをめざすNPO団体の代表、実は裏社会で暗躍する宇津帆（堤真一）との確執が、新たなドラマを生む。木村文乃や山本美月、佐藤二朗らレギュラー陣も健在で、何よりファブルのキャラクターが岡田准一にぴったり合っていて、大いに楽しめる出来栄えです。

21/6/8(火)