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水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
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歌舞伎とか文楽とか…伝統芸能ってカッコいい!

五十川 晶子

フリー編集者、ライター

歌舞伎座『二月大歌舞伎』

初代尾上辰之助といえば、ニヒルさを漂わせた削げた青白い頬、三白眼の美しい眼姿、舞台の寸法にちょうどいい筋肉質で中肉中背の立ち姿、そして深く低く通る声。『仮名手本忠臣蔵』五段目の色悪・斧定九郎なんて絶品だった。 今月はその「初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言」として、昼の部は『義経千本桜 すし屋』のいがみの権太、夜の部は『名月八幡祭』の縮屋新助に、初代の息子である四代目尾上松緑が挑む。 昼の部の「いがみの権太」は親も見放したくなるような放蕩息子。父さえも息子を信じられずに刺してしまう。実は権太は自分の妻子を犠牲に、主筋の平維盛親子を助けようとしていたのだが……。前半は悪人、実は善人という「モド...

19/1/28(月)

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