日本を代表する伝統芸能の一つ“人形浄瑠璃・文楽”を題材とした漫画『火色の文楽』を音楽朗読劇SOUND THEATREとして上演する。音楽朗読劇とは言うものの、ステージ上で朗読劇と文楽（人形浄瑠璃）も実演されるとても贅沢な舞台だ。 『火色の文楽』は鮮やかに描かれる“人形浄瑠璃・文楽”の世界に触れ、人生の全てを懸け、もがき悩み這い上がる、青年たちの物語。メインの若者を天﨑滉平、熊谷健太郎、市川太一ら若手声優が演じ、てらそままさき、井上和彦、秋元羊介といったベテラン声優が師匠らを演じる。特に天﨑は文楽の物語を語る義太夫を目指す役どころ。独特の発声や台詞回しも登場するので、どのような表現になるのか注目だ。 また、三味線や太鼓といった文楽の音楽と、ヴァイオリンやチェロ、ピアノなどが演奏として加わるのも面白いところ。炎など特殊効果や証明、衣裳等にまでこだわり、五感を刺激することで観客の想像力を刺激するSOUND THEATREで、音楽でも新たな融合が見られそうだ。 声優と舞台技術が織りなすエンタテインメントに加え、“人形浄瑠璃・文楽”まで楽しめてしまう今作。文楽に興味はあるが敷居が高いと感じている人は、気軽に新たな世界を覗けるチャンス！この機会にぜひ触れてみてはいかがだろうか。

19/10/3(木)