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水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

新進女優や新たな才能にフォーカスした作品を中心に紹介

イソガイマサト

フリーライター

キャラクター

スゴい! スゴい! 最高だ~! 漫画家を夢みる青年が4人家族の惨劇の現場を偶然目撃し、その猟奇殺人犯をモデルにサスペンス漫画を描いたら大ヒット。一躍売れっ子漫画家になるが……。浦沢直樹(『20世紀少年』)のスト―リー共同制作者・長崎尚志のオリジナルシナリオを映画化した本作は、コンプライアンスにがんじがらめの日本映画界に風穴を開ける今年いちばんの問題作だ。 タイトルまでの導入部からラストカット、いや、最後の音まですべてが完璧。長崎の物語の運びが秀逸なのはもちろん、『帝一の國』(2017)などの奇才・永井聡の一切妥協のない演出、主演の菅田将暉、天才殺人鬼役のFukase(SEKAI NO OWARI)を始めとした絶妙なキャスティングと俳優陣の全身全霊の芝居にとにかく圧倒される。 しかも、映像&色彩、ルック、編集、美術や小道具、音響や音楽の細部まで周到に設計されていて、残虐なシーンもセンスがよくてある意味美しいし、カッコいい。逆に、最近の日本映画にありがちな甘さや緩さがなく、過剰な芝居やご都合主義、予定調和、あ~あ、またやっちゃったのね!といった残念なところも皆無だから(あくまで個人の感想です)、日本映画もまだまだやれるんじゃない!という喜びを噛み締め、その高揚感は一夜明けても続いていた。 この衝撃と興奮を最高純度で味わいたいなら、できる限り事前情報をシャットアウトして観ることをオススメ! ただし、残虐描写も容赦ないから、心臓が弱い人、血がダメな人は要注意(レイティングは、あの『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と同じPG12(小学生以下の鑑賞は保護者の助言、指導が必要)。

21/6/11(金)

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