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日本で(多分)一番多くの映画を観る(年間800本!=新作、旧作も入れると…)映画評論家

野村 正昭

映画評論家

zk/頭脳警察50 未来への鼓動

頭脳警察を最初に意識したのは73年。ATG配給のやくざ映画(というよりチンピラが主人公の映画)『鉄砲玉の美学』の主題歌『ふざけるんじゃねえよ』の強烈なサウンドに痺れた。ファーストアルバム『頭脳警察1』が発売中止になったのが72年だから、今から約半世紀前になる。瀬々敬久監督の5時間余りの大長編『ドキュメンタリー 頭脳警察』(09年)はPANTAさんが新バンド陽炎を結成した06年から、頭脳警察再始動までの3年間を追った作品だったが、この新作は結成50周年を迎えて、新たな強力メンバーと共に活動する頭脳警察のモニュメントたる力作だ。 集合離散を繰り返しながら、PANTAさんもTOSHIさんも、全然枯れていないのが凄い。コロナ禍以後も見据え、テンションが衰えるどころか、ますますパワーアップしているように見える。本当に励まされました。

20/7/17(金)

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