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巨匠から新鋭まで、アジア映画のうねり

紀平 重成

1948年生まれ コラムニスト(元毎日新聞記者)

COME & GO カム・アンド・ゴー

中華系のマレーシア人で香港やバルカン半島にも足を延ばし現在は大阪を拠点に活動を続けているリム・カーワイ監督。彼の大阪三部作(『新世界の夜明け』『恋するミナミ』と本作)の最終章に相応しく登場人物は中国、台湾、韓国からの観光客をはじめ、マレーシアのビジネスマン、ネパール難民、ミャンマー人留学生、ベトナム人技能実習生と国籍も来日理由も複雑になっています。彼らと日常を接する日本人も加えれば9カ国14人による群像劇。観光だけでない様々な事情から日本で暮らさざるを得なくなった人々の姿は、大阪の現実だけでなく、明日の日本を予言しているかのように見えます。 外見は死体遺棄事件の捜査という形になっていますが、一つ一つのエピソードは実にシンプル。中国からの観光客と台湾のAVオタクが出会い中国語が話せることが分かって親しくなったり、ホテルの湯船に並んで浸かり、まったりしながら「(中国と台湾)なぜ頑張るのかね)」などと言わせる場面は俊逸です。 台湾の人気俳優リー・カンションや渡辺真起子も出演。

21/11/15(月)

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