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水先案内人のおすすめ

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“燃え”なければ映画ではない!アツい作品をセレクト

相馬 学

フリーライター

リチャード・ジュエル

『ハドソン川の奇跡』に続き巨匠イーストウッドが描く“英雄か、犯罪者か?”の実話は、よりシリアスで問題意識が高い。 アトランタ五輪の際に爆破テロから多くの人命を救ったものの、証拠もないままFBIに容疑者扱いされた一介の警備員リチャード・ジュエル。一度はヒーローに祭り上げたマスコミも手のひらを返して彼を責め立て、世論も同調する。1996年に起きた事件だが、このような集団リンチの状況は、SNSが発達した現代ではさらに起こりやすくなっている。そんな社会の断面を、リアルに浮き彫りにする鬼才の視点の鋭さに脱帽。 役者陣の熱演も見どころだが、とりわけ主人公の母親を演じたキャシー・ベイツのスピーチの熱演が胸に迫る!

20/1/17(金)

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