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水先案内人のおすすめ

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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

広田智之&大萩康司デュオ・リサイタル

広田智之さんとは、たくさんの仕事でご一緒してきました。日本屈指のオーボエ奏者である広田さんからお話をいただき、1999年の彼のソロ・アルバム『ダブリン・カフェ』の制作をお手伝いさせていただき、オリジナル曲「まだ見ぬコーンウォールへの旅」を書かせていただいたことは、よい思い出となっています。ケルト音楽への憧れを表現したしたこのアルバムに、同じくケルトの伝説をもとにしたワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』をイメージした曲を書いたのですが、広田さんは憂いを帯びた伸びやかな音色でみごとに演奏して下さいました。 そんな広田さんとギタリストの大萩康司さんは、2019年に『ケルト・スピリッツ』というアルバムを出されています。そしてこの8月、新たに『カンティレーヌ』を発売され、再びデュオとしての演奏を披露されました。 それを記念したコンサートが、9月18日(土)に名古屋の宗次ホールで行われます。ギター伴奏に編曲されたシューマンの「3つのロマンス」、19世紀フランスで活躍した作曲家・ギタリストであるナポレオン・コストの「登山者」「ロマンス」「カンティレーヌ」、ラヴェルの「ハバネラ形式の小品」などを聴かせて下さいます。オーボエとギターとがどのような響きを紡ぎ出すか、楽しみです。

21/9/10(金)

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