今年2月に亡くなった大杉漣さんの初プロデュース作品にして、最後の主演作。教誨師とは「受刑者の心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く人」のこと。半年前に着任したばかりの牧師の佐伯は年齢、境遇、性格が異なる6人の死刑囚と面会する……。 ほぼ全編、刑務所の教誨室で展開される会話劇。しかし、まったく飽きさせないのは、大杉さんの存在感であり、佇まいだ。死刑制度とは何か？　死の直前に罪人たちは何を思うのか？ 監督は自主製作映画『まだ楽園』...

18/10/2(火)