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水先案内人のおすすめ

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時代劇を中心に、過去の日本映画やテレビドラマについての、主に製作状況に関する研究を行う。スタッフや俳優への取材・聞き書きによる証言収集と検証をライフワークとする。個人的な趣味としては洋画が好き

春日 太一

映画史・時代劇研究家

ラスト・ムービースター

「珠玉」という言葉がよく似合う作品だった。 年老いて孤独に暮らすかつての映画スターが、とある「国際映画祭」に招待される。が、実際は「国際映画祭」とは名ばかり田舎の自主上映イベント。 送迎は乱暴運転のオンボロ車、宿泊は安ホテル、会場は酒場、上映のスクリーンはペラペラ。主催者や観客は情熱は人一倍だか、愛情が空回りしたマニアばかり。元スターは騙された気分になり、空しさを募らせる。 まるで自分自身を投影したかのようなキャラクターを、老いをさらけ出して演じるバート・レイノルズ。これがたまらなくチャーミングだ。 しかもビターなだけではない。観終えると「生きるっていいなあ」と思える、人生の応援歌になっている。 素晴らしい。

19/9/2(月)

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