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水先案内人のおすすめ

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平辻 哲也

1968年生まれ 映画ジャーナリスト

ブラッドショット

首都圏の緊急事態宣言解除後、都内に先駆け、5月29日から千葉県内の映画館も順次営業を再開。ただ、宣言前の上映作品や『シン・ゴジラ』『君の名は。』など旧作のラインナップばかりで、唯一の新作がこれ。 『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼル主演の近未来アクション。正直、消去法の選択だったので、さほど期待していなかった。しかし、久々の大スクリーンと相まってか、意外に面白い。 主人公はアメリカ海兵隊員のレイ。何者かの襲撃に遭い、愛妻ともども殺されてしまうが、ナゾの組織のナノテクノロジーによって蘇生し、圧倒的なパワーと回復能力を持った超人に生まれ変わる。レイは卓越した情報収集能力と肉体を使って、復讐に燃えるのだが……。 原作はマーベルコミックスの編集長が立ち上げたレーベル、ヴァリアント・コミックス。肉弾戦、カーチェイス、高層ビルでのアクションが満載。アクションは新味に欠けるが、よく言えば、『ターミネーター』を始めとする往年のSFアクションの匂いもある。イタリア・アマルフィ、ハンガリー・ブダペストなどのロケ地も美しい。映画館でハリウッドらしいアクションを、という方に。

20/5/31(日)

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