信じられないほど深い音のタッチ、どんな音質のスピーカーからでも識別できる繊細さ、クラシックからも他のジャズ音楽からも、けして与えられない魂の奥底に届くような響きを持つ、伝説のピアニストの超レアな評伝映画。 ひたすら音源で追体験するしかなかったピアニストが動いている、それだけで感動。 レコード・ジャケットで有名な全身全霊という言葉がひたすら似合うあの姿。心の琴線を弾かれているようなキメ細かな指の動きがここに見られる。起伏に満ちた様々な時期の演奏像が開陳されている。 モダン・ジャズ史の頂点に輝くマイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』は、ビルの頭脳なくしては生まれなかった。演奏者同士...

19/4/24(水)